粘着質な「からかい」はパワハラだ!
外見よりも中身と人は言う。しかし、飛び抜けた才能も爽やかな性格も、円滑な人間関係があってこそ認められるもの。結局、人の中身は普段のトークで決まるのではなかろうか。人から好かれる第一歩は、実は話し方にあるのかもしれない。
【粘着トーク】面白いと思っているのはあなただけ!
誰でもうっかり失敗してしまうことはあるが、それをしつこく蒸し返されるのは、失敗そのものよりキツいことなのだ。
「飲み会で泥酔して、隣にいた同僚男性に吐いちゃったことがあるんです。それ以来、何かあるたびにこの話をネタにして笑ったり、ネチネチ言ってくる。ウザい!」(女性・27歳・公務員)
些細なことがきっかけでも、小さな火種が燃え続けて大火事になることもある。
「後輩のコが書類に書いてあった英語のスペルを間違えて読んじゃって、それをことあるごとにネタにしたり、あだ名にして呼ぶ男がいたんだけど、それが原因で後輩のコは鬱になって休職。結局、裁判になりそうになって、そいつは地方に飛ばされました」(女性・31歳・証券)
粘着も度を越せば、パワハラになってしまうのである。
「取引先に上司と行くと、15年前に入社したときの失敗をいまだに持ち出してネタにする。いいかげん、忘れろよ!」(男性・37歳・人材派遣)
驚異的な記憶力も、使い方を間違えるとろくでもないことに。冗談のつもりであっても、粘着質に言い続ければ人を不愉快にさせてしまうのである。
【粘着トークの傾向と対策】
粘着質な人は自分は面白いからと軽い気持ちで言い続けることが多い。その心理状態は小学生のイジメと同じ。特効薬は自分が嫌がっていることを相手に伝えること。ガツンとキレるのが効果的なのだ。
イラスト/ヒラマツオ
― 徹底解剖[なぜか嫌われる人の言動]NG大全【3】 ―

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