更新日:2014年07月22日 16:51
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GW[東北支援レジャー]ガイド

今も被災地では多くの人が避難生活を余儀なくされている。それを思えば楽しむことを憚る気持ちもわからなくはない。が、完全なる復興までには長い期間を要するのは必至。できうる支援を長~く続けること。調べてみれば、特に被害のひどかった岩手・宮城・福島の3県でも通常営業している宿や施設は少なくない。ということで、SPA!が楽しみながらできる東北支援プランを厳選! 東北へ行く 桜のシーズン到来! 考え方を変えれば超穴場  震災の影響で東北・関東地方の宿泊施設のキャンセルは39万人に上るという。宮城県亘理町では津波被害の見物客の渋滞が、復興作業の邪魔になったなんてニュースもあり、今、東北を訪れることが「不謹慎」となる場合もあるだろう。  が、東北は広い。被害を免れた地域もたくさんあり、同時に「被害の少なかった地域では、被災者を受け入れている温泉宿も少なくないんです。そうした施設は滞在する被災者の心情を思って大々的にPRすることが憚られ、でも、一方で経営の問題を抱えて……。そのジレンマに苦しんでいる」(花巻観光協会)のだ。  そう、「宿泊していただくことこそ、最大最強の支援」(玉子湯)。 「口コミランキングなどで上位の宿も、今年のGWはまだ空きがある」(楽天トラベル)のだから、通常なら予約困難な名湯に泊まるチャンスともいえる。震災直後の混乱で味わう余裕のなかった桜を、GWに東北で愛でてみようか。 GW、桜前線は東北に到達! 咲き誇る桜の木の下で東北にエールを!ケッパレ東北! みちのくさくら紀行
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GWに見頃を迎える東北の桜三大名所を巡るバスツアー。約50種、2600本もの桜が咲き乱れる東北一と称される弘前城さくらまつり、武家屋敷が並ぶみちのくの小京都・角館のシダレザクラ、国の天然記念物の岩手・石割桜(写真)を満喫し、夜は温泉でゆったり。観光客を呼び戻し東北を元気づけようと、被災地岩手の旅行会社が企画。東京発2泊3日・食事つきで3万8800円から。 問:岩手県北観光薔0120-183-705 http://www.kenpokukanko.co.jp/ 予約のとれない名湯も今ならねらい目福島 高湯温泉 旅館 玉子湯
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大自然に囲まれた開放感あふれる野天岩風呂、風情たっぷりの茅葺きの湯小屋など、7種類の温泉が楽しめる創業140年の名湯。乳白色の硫黄泉の香りは泉質の濃さの証し。肌が玉子のようにつるつるになることから「玉子湯」の名がついた。山菜を中心に地元食材を使った和食膳も好評。例年、GWは予約でいっぱいだが、今年はいける! 福島県福島市町庭坂字高湯7 024-591-1171 http://www.tamagoyu.net 「立ち湯」が人気の秘湯宿で心と体を癒やす鉛温泉 藤三旅館
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地震の被害は少なくほとんどの宿が通常営業する岩手・花巻温泉峡。その中の鉛温泉の一軒宿・藤三旅館は、昭和16年築のけやき造りの建物が風情を醸し、「新日本百名湯」「日本秘湯を守る会」「日本温泉遺産」に選ばれた名旅館だ。館内5つの風呂はすべて源泉かけ流し。中でも天然岩を深さ1.25mにくりぬいた「白猿の湯」は立って入るという珍しさ。 岩手県花巻市鉛字中平75-1 0198-25-2311 http://www.namari-onsen.co.jp/ 復興の象徴・ペンギンの赤ちゃんに会いにいく宮城 マリンピア松島水族館
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津波により水を循環させるポンプの一部が水没。ビーバーやマンボウなどが犠牲になり、水槽設備も被害を受けた。が、職員らが懸命に復旧工事を行い、4月23日に営業再開。4月2日に誕生したケープペンギンの赤ちゃんは、「復興の象徴」としてスタッフや地元の人の心の支えになっている。同じ松島町では瑞巌寺ほか観光施設も再開している。 宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜16 022-354-2020 http://www.marinepia.co.jp/
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