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吉原・激安ソープグループ摘発の衝撃

吉原ソープ

最近では人通りもめっきり寂しくなった吉原界隈。この摘発が街の存続に響かなければいいが……。

東京・吉原地区で売春場所を提供したとして、警視庁保安課などは29日、売春防止法違反(売春場所提供業)容疑で、グループ運営会社「サン・ワールドホールディングス」(東京都台東区)の社長ら39人を逮捕したと発表した。  最大級とされるこのグループは、現在吉原で8店舗を経営している「オレンジグループ」で、現在約600人の従業員が在籍しており、’09年春以降、101億円を売り上げていたという。  実はこのグループは「激安店」として有名で、早朝などの特別割引の時間を問わず、50分総額1万2千円でサービスを提供する店もあった。  事情をよく知る関係者は「吉原で激安といえばオレンジグループといわれ、雑誌などにも取り上げられ、有名でした。経営統合で、以前の経営会社だけに認められた『既得権』が消滅したと、当局に認識され摘発されたようです。だた、吉原地区はこのような1万円台の激安店が登場したせいで、3~5万円台の中級店の経営を圧迫し、地域の地盤地下を生んだとも言われています。他店との価格を巡る軋轢がこのような事態を呼んだという噂もあります……」  月1~2度の吉原通いを欠かさないソープファンはこう嘆く。「ほかの風俗と比べて、安心して遊べるのがソープだったのに、ここまでお上の手が入るとは。しかも、高級店通いが簡単にできなくなった我々ファンの頼みの綱『激安店』の摘発はショックです。600人といわれるこのグループの在籍のソープ嬢はいったいどこに行ってしまうんでしょうか!」 「’09年には吉原の業界最大手のグループが、無許可で紹介所を営業し、グループ店に客を斡旋していたという容疑から、売春防止法違反で逮捕もされています。こうした大手は警察にも協力的で、摘発などがある時も“協力的”と聞いていただけに、業界に衝撃が走りました。今回も無許可営業の容疑が、売春防止法違反容疑での摘発と、『一歩踏み込んだ形』になっています。これが吉原の他の店に飛び火するか否かで、当局の本気度が分かるような気がします」(同関係者)  江戸時代から脈々と続く大歓楽街「吉原」の灯は消えてしまうのか? <取材・文/風俗(かぜ)を読む取材班>
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