新型スーパーカブでエコラン対決に挑戦!【後編】

熊などの猛獣の子供を指す英語の“Cub”に由来した車名のホンダ・カブは、もともとは昭和27年から昭和33年まで生産された自転車補助エンジンキットの愛称だったとか。その後、昭和33年からセミスクーターとして登場し、半世紀以上を経た今日でも進化を遂げている。そんなカブにまたがってエコラン対決してきました

西村直人=文 Text by Nishimura Naoto

⇒【前編】はこちらhttp://nikkan-spa.jp/344695

カブ 1速から4速の4段ギヤを装備するスーパーカブ110だが、すぐにエンジン回転が上がってしまう1速ギヤは使わずに、2速ギヤ+足でケンケンしてアシストする“人間ハイブリッドモード”で発進することでガソリンを節約。素早いシフトチェンジとともに、ミリ単位のスロットル操作で法定速度までスピードをのせたあとは、徹底した前傾姿勢で空気抵抗を減らす作戦、のつもりだったのだが、前面/背面と上半身を覆っているハードタイプのプロテクターが邪魔をして伏せることがほぼ不可能。こうなったら遠視の視力をフルに活かし、1km以上先の信号機の色にまで気を配って速度を調整しつつ、アクセルオフと駆動力のかからないニュートラル走行を繰り返しながら、エコランに徹する作戦に変更するしかない。

 そしてスタートから2時間。青草の匂いに包まれた田園地帯を走るエコツーリングは強烈に楽しい。大型トラックもそんなスーパーカブを温かく見守ってくれているようで、幅寄せされずに快適&安全に距離を重ね、16時前には宇都宮市内のホテルに到着した。順位は関係ないが一応3番手で会場入り。17時30分過ぎに最後の1台(結局このチームが1位)が到着したところで燃費計測が行われた。終わってみれば、1位とは2.88km差のリッター83.63kmで2位を獲得。バイク+完全装備のライダーで総重量190kg以上になるにもかかわらず、ガソリン代190円以下で宇都宮まで運んでくれたスーパーカブ110は、エコランのスーパースターでした。

【結論】
生産体制を見直して価格を20年前の水準にダウン。それでも燃費性能はアップ! エコランをしなくても十分燃費がよくてお手頃価格のカブが帰ってきた!

― エコランの☆安くて燃費がいいホンダのカブが帰ってきた!!【2】 ―




おすすめ記事