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新型スーパーカブでエコラン対決に挑戦!

熊などの猛獣の子供を指す英語の“Cub”に由来した車名のホンダ・カブは、もともとは昭和27年から昭和33年まで生産された自転車補助エンジンキットの愛称だったとか。その後、昭和33年からセミスクーターとして登場し、半世紀以上を経た今日でも進化を遂げている。そんなカブにまたがってエコラン対決してきました

西村直人=文 Text by Nishimura Naoto

◆エコランの☆安くて燃費がいいホンダのカブが帰ってきた!!

スーパーカブ いくらハイブリッドカーの燃費がいいといっても、やはりクルマ。名実ともに市販車ナンバー1の低燃費性能を誇るのは、世界最多の販売台数を誇るパーソナルモビリティ「スーパーカブ」だ。

 累計生産台数7600万台以上を記録(ギネス認定)するこの日本の名車は、49ccの小さなエンジンを搭載した第1種原動機付自転車、通称“原チャリ”で、バイクの免許がなくとも普通自動車免許などがあればOK。日本全国で8000万人以上が運転できる乗り物と言える。

 とはいえ54年以上の歴史を誇るスーパーカブも、世界一厳しいと言われている日本の排ガス基準を達成するため、’07年に高価なFI(フューエルインジェクション)を搭載したことで車両価格が高くなりすぎてしまった。そんな状況を打破すべく、生産を日本の熊本製作所から中国上海工場に移して車両価格を20年前の水準にまで引き下げ、最大のセールスポイントである低燃費性能にも磨きをかけたのが、この新型スーパーカブだ。

エコチャレンジ そんな新型の性能をチェックするため、今回は二輪専門誌を中心に11チームで行われた「マスコミ対抗エコチャレンジ」に参加してきた。使用マシンは原付2種の「スーパーカブ110」(カタログ数値はリッター63.5km)で、東京都港区のホンダ本社から約115km離れた栃木県宇都宮市内のホテルを目指して行われたこのイベント。スタート前には、理科の実験以来お目にかかったことのないメスシリンダーによる1cc単位の正確なガソリン給油が行われるなど、真剣ムード。燃費数値を伸ばすためには、次の3点がポイントになる。

スーパーカブ1:法規走行を守り超エコラン
2:空気抵抗を減らす
3:できるだけ軽くする

 1と2は自信アリでも3が難点。ライバルチームは軽装だったのだが、東京二輪車安全運転推進委員会の指導員でもある私は、いつものように、そのままサーキットも走れるほどの重装備で挑戦した。その結果、体重+装備一式(インカム付ヘルメット/上下ハードタイプのプロテクター/ライディングウェア/レーシングブーツ/3kgの荷物)の総重量は、なんと90kg以上に……。ちなみに参加者の最軽量は45kgにも満たない女性ライダーだ。この時点で勝負あり!といった雰囲気のなか、午前11時に11台でいっせいにスタートした

※【後編】に続く⇒http://nikkan-spa.jp/339689

エコチャレンジ― エコランの☆安くて燃費がいいホンダのカブが帰ってきた!!【1】 ―




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