Tシャツと襟付きシャツでは大違い! 「デキる男」に思わせる服装とは?
― 好感度を3秒で上げる[見た目の魔術]講座【3】 ―
見た目の改造は理想の自分への近道。では、具体的にどうかえるべきか? 見た目で失敗続きの小誌ライターが、“戦略的な見た目改善”を図るためイメージコンサルティングの先生方に実際に師事してきた
◆「デキる男」と思われたい! “永遠の下っ端”を脱する魔術
【挑戦者】ライターU(23歳)163cm 59kg
【指南役】乳原佳代
本当、お前からはデキる男ってイメージがわかないよね……」
そう防衛大卒の上司に罵られる毎日。いつかは「仕事がデキるヤツ」と思われたいのだが、いかんせん下っ端オーラがにじみ出ているらしい。そこで、一念発起してこれまでに数多くの政治家や企業役員のコンサルチングを手がけてきた乳原佳代氏に教えを請うことにした。
「今の服装は凡庸すぎてつまらないですね。ピンクには『これを着ておけば年上からは可愛がってもらえる』という魂胆がミエミエ。結構、姑息な男ですね」
開口一番、厳しい口調でまくし立てられる。しかし、姉御の叱責はまだまだ続く。
「それに、ダボダボのTシャツで体のラインを隠しているから『もしかして、ぽっちゃり?』って想像しちゃいますよね。あとはしゃべるときに、肩がつぼんで亀のよう。へりくだっているのでご用聞きみたいです。それじゃあ仕事相手にも信頼感は得られませんね」
ウウウ……。いつまでたっても下っ端なわけだ(悔し涙)。
「まずは服装を襟付きのシャツにすること。Tシャツと襟付きシャツの違いがないと思っているかもしれませんが、襟は相手への敬意です。さらにデキるヤツと思わせたいのならば、紺やこげ茶などで知的さや信頼感を出したいですね。今の季節はポロシャツでもいいでしょう。それから、時計。ちょっとぽっちゃりした人は時計をすると引き締めになるんです」
中肉中背タイプは、スラッとした印象を出すことが大事なのだ。
「あとはアイテム。アゴ回りに肉がつきやすい顔は小者感もさらに倍! スカーフやアクセサリーで視線をアゴから散らせば解消するはず。夏場の今は、保冷材入りのスカーフやクールスカーフがあるので、クールビズにはピッタリです」
早速、乳原氏のアドバイス通りに変身。上司からは「なんか清潔感出たね。そのまま営業行けば?」となかなかの高評価。このイメージを維持することができれば小者脱出も夢じゃない!?
「もし、どう変身していいかわからない場合は、自分と骨格や体形の似た芸能人を参考にするのが一番手っ取り早いです。スタイリストがついているから真似しても大きくハズレることはないはずです」
僕が似ているのはオードリーの若林。間違っても「ピンクのベストだけは着るまい」と夜空に誓うのであった。
⇒ “永遠の下っ端”から脱したライターUの写真はこちら
(https://nikkan-spa.jp/34856/110726_cl3_14-3)
【デキる男に思わせる魔術】
・Tシャツではなく、襟のついたシャツを立てて知性を演出!
・中肉中背の人は体形の出る細身のパンツをはけばスラッとする!
・色合いは紺やベージュ、茶色などで信頼感を出すべし!
【乳原佳代氏】
キャステージ代表。日本スカーフ協会認定講師。航空会社勤務を経て英国留学後、国際イメージコンサルタントに。話し方教室は不定期で開催。詳しくはhttp://www.castage.co.jpまで
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