ブルドックソース担当者が衝撃を受けた「絶品とんかつ」とは?
食に関する情報は今や世に溢れている……しかし、仕事で食べ歩きや研究を重ね、シビアな目で食と向き合っている「食品メーカーの開発者」こそ「ガチで旨い店」を知っているはず! 彼らのオススメの店とは!?
【ブルドックソース】マーケティング部 商品企画グループ 関根進さん
お店巡りの日は、どんなにお腹を空かせても、胃袋が足りないという関根さん。「ウチは、ソースメーカーですから、食べ歩くとき、とんかつ単品だけを注文するのはダメなんです。ごはんとみそ汁、お新香がついた、とんかつ定食を頼んで、全体のバランスにおける“ソースの役割”を考えなければいけないんです」
ということは、多い日でも一日2、3軒まわるのが限界かと思いきや……。
「最高で一日6軒行きました」
そんなパワフルな胃の持ち主、関根さんが衝撃を受けたお店は?
「御成門の『燕楽』です。低温で分厚いロースカツを揚げるから、噛んだ瞬間の、肉汁がジュワッとくる感じが、もうたまらないです。厨房で調理しているロース肉を見ると『こんなに分厚いの食べられるの?』と思いますが、甘めのソースとのバランスがいいから、最後までおいしく食べられます」
淡路町の「勝漫」では、とんかつにおけるソースの役割や大切さに感銘を受けたという。
「ここのカツもボリューム満点。だけど、不思議なことに脂っこさをあまり感じない。ソースがしつこさをうまく中和して、旨味だけ引き出してくれるんです。だから、食後は肉をガッツリ食べた満足感だけで、もたれる感じがまったくない。カツ丼の有名店ですが、オススメは、ロースかつ定食です」
最後に紹介してくれたのが少々値は張るが、それだけの価値があるという蔵前の「すぎ田」。
「最近は、一口サイズにカットして揚げるヒレカツもありますが、ここの店のは、棒状のでっかいヒレ肉に衣をつけて揚げた、ボリューム満点のヒレかつ。二度揚げしているので、衣サクサク、肉はジューシー。2300円と少々高いですが、食べてみる価値アリです」
【ウチのオススメ】べんりで万能 うまソース
商品の開発に携わってから16年。ソース専門の開発に携わってから11年。とんかつをはじめ、コンビニのお弁当のフライもの、パンにつけるソースといった、さまざまなソースを作り、味わってきた関根さんが「これまでの研究の成果をすべて使って作った」という、かけても、炒めても、煮ても、焼いてもおいしいという、いままでにないタイプの万能ソース。
公式ページにはこのソースを使ったレシピ集があり、五目ご飯、クリームパスタ、ブリ大根、南蛮漬け、サバの煮物と「ソースを使って大丈夫か?」というメニューが並んでいる。
【オススメのとんかつベスト3】
●1位「燕楽」ロースカツ定食
住:東京都港区新橋6-22-7
営:11~14時、17時~21時30分(月~金) 11時~13時30分(土) 日・祝定休
●2位「勝漫」ロースかつ定食
住:東京都千代田区神田須田町1-6-1
営:11時~14時30分、17時~20時30分(月~土) 日・祝定休
●3位「すぎ田」ヒレかつ定食
住:東京都台東区寿3-8-3
営:11時30分~14時、17時~20時15分(金~水) 木定休
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