スマホを快適に使い続けるための<6つの心得>
アップデートすると何が起こるかわからないから、[更新のお知らせ]が来てもスルーしている……そんな人は必読!
◆ソフトウェアの更新を怠るな!
OSのアップデートは慎重にだが、ソフトウェアのアップデートのほうは「必ずやるべき」と語気を強めるモバイル評論家の法林岳之氏。
「ある機種はカメラの写りが悪いとか、ネットの接続がよく切れるとかいうのは、OSに問題があるわけじゃありません。そこで、ハードウェアを動かすプログラムを含めてバージョンアップして、不具合を修正するんです」
ソフトウェアのアップデートを怠ると、不具合は永遠に放置されたまま。さすがに「ネットの接続がよく切れる」といったトラブルを放置する人は少ないだろうが、不具合も多種多様だ。
「自分では気づかないところでセキュリティホールが開きっぱなし……みたいなこともあり得るので、とにかく更新はマメに行うこと。設定で[自動更新]にチェックをつけるくらいでちょうどいいでしょう」
さらに、電話帳やバックアップソフトなど、ユーザーでは制御できない(アンインストールできない)アプリのアップデートも、[ソフトウェアのアップデート]によって行うことが多い――という点にも注意。自分がGoogle PLAYで買ったアプリの更新には熱心でも、プリインストールアプリになると「どうせ使ってないから」とスルーする人は多いが、使っていなくてもこれらは裏で動き続けている場合があるので、不具合は命取りだ。
◆うっかりOSを更新すると元に戻せない!
ソフトウェアのバージョンアップと違い、OSが自動的に更新されることはないが、キャリアから降ってきた[バージョンアップのお知らせ]を見て、深く考えずに更新してしまった人もいるだろう。不幸にして、アップグレードによって動作が遅くなったり、フリーズの回数が増えた場合はどうすればいいのか?
「OSのバージョンアップに際しては、基板を完全に書き換えるので、元に戻すことはできません。端末を[工場出荷時状態に初期化]してもムダ。修理するとなると、基板を交換することになるので、新しい端末を買うくらいの料金はかかってしまうでしょう。バージョンアップ後の動作にストレスがたまってどうしようもない場合は、売り払って新しい端末を買う――結局は、それが一番だと思いますね」
そんな面倒に巻き込まれないためにも、OSをバージョンアップするときは「同じ端末ユーザーの体験談」を必ずググるべし!
★スマホを快適に使い続けるための<6つの心得>
1. OSのバージョンは「新しいからいい」わけではない。バージョン番号に振り回されるな!
2. Android「2.x」から「4.x」へのバージョンアップはリスキー
3. OSをバージョンアップする前に 「同じ機種のバージョンアップ例」をググるべし
4. ソフトウェアの更新はマメに。「自動更新」の設定をしておくと吉
5. 「Google PLAY」経由の更新だけでなく、キャリア経由の更新もチェックすべし
6. いらないアプリはこまめに消すべし
【法林岳之氏】
携帯電話、パソコン関連の解説記事などを執筆。『できるWindows 8』『できるポケット+GALAXY Note II』など最新ガジェットに関する著書も多数
― 間違いだらけの[スマホアップデート]に喝【2】 ―
『できるWindows 8』 新機能も基本操作もこの1冊でバッチリ! |
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