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放射線量測定記事は計測方法に不備がある!?

ガイガーカウンター

本誌取材班も3月末の福島県飯館村ほかで、不備のある測定方法による数値を報じていた……。反省!

週刊誌は毎週のように各地の放射線量を計測して掲載している。東京電力や政府の発表がいまひとつ信用できないだけに、各誌がこうして独自のデータを掲載することは、情報に飢えている国民にとって悪いことではないように思える。

しかし、だからこそ気になるのが、掲載される数値が週刊誌によって大きく異なる点だ。全く同じ場所で計測しているわけではないにせよ、大して離れていない場所なのに、数倍もの開きがあるケースも多い。もちろん、その数値への評価もバラバラで、ある雑誌を読めば「放射能は関東一円に蔓延」と書かれており、別の雑誌には「心配ない」と書いてある……というありさまなのだ。これでは、もはや何を信じればいいのかわからないという読者も多いだろう。

こうした状況について、物理化学が専門の小波秀雄京都女子大学教授は次のように話す。

「メディアが独自に放射線量を計測することは、決して悪いことではないと思います。個人も含め、どんどん測ったほうがいい。そうやってデータが蓄積されれば、対策などに活用することもできます。でも、重要なのは“正しく測り、正しく分析しているか”。空間放射線量を計測するときは、β線はカットしなければなりません。もしカットしていなければ、当然大きな数値が出てしまう。また、同じメーカーの線量計でも、1台1台に個性があり、高い数値が出やすいものもあるんです。もちろん、計測する回数も多いほうがいい。1μSv/時を下回るような低線量だと、多少の違いは誤差の範囲です。だから、できるだけたくさん計測し、平均値を出さなければならない。こうした点を踏まえて計測した数値を出すよう心がける必要はあります」

週刊SPA!8/2発売号「放射線[ガイガーカウンター測定報道]のウソ」では、各誌で結果が異なるのは、測定法を誤っていたり、線量計をきちんと校正していないことが背景にあると考え、専門家に分析してもらった。

取材・文/鼠入昌史

週刊SPA!8/9号(8/2発売)

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