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“殺しのプロ”が「角田美代子容疑者自殺」の疑問を解説

 兵庫県尼崎市の連続変死事件で、殺人容疑などで逮捕された角田美代子容疑者(64歳)が昨年12月12日、留置場で自殺した。

イメージ この自殺には、2つの疑問が残る。まず1つ目は、警察はなぜ6人が遺体で発見され、なおも3人が行方不明という重大事件の主犯格とされる人物の自殺を許したのか。警察は「監視のため」と発表し、有識者は「自殺をほのめかしていた容疑者を単独房に留置しなかったのが最大の判断ミス」と指摘したが、それに自らの経験を交えて異を唱えるのは、現役ヤクザのA氏だ。

「逆にわざと3人部屋に入れたと思う。『罪を軽くしてやるから角田から何か聞き出せ』と。同部屋にいた他の2人を懐柔したい警察側の思惑があったはずだ」

 このような警察のやり口はよくあることだと、A氏は言う。

 2つ目の疑問は、留置所での自殺が可能かどうか、だ。角田美代子は刑務官や同部屋の容疑者がいるなか、自殺した。異変を察知した巡査長が、当直の職員とともに部屋の中に入り、首にTシャツの袖を巻いて意識をなくしている角田を発見。人工呼吸を施したが、搬送先の病院で死亡したという。

「女性は風呂の際、100円ショップで売っているような二枚刃で、使い捨てのカミソリを使わせてもらえる。その刃を一枚抜いてシャツやシーツを切り裂き、紐状のモノを作ることは簡単だよ。子供の頃『気絶遊び』というのがハヤっただろう。思いっきり息を吸って頸動脈を押さえると、クラクラとして意識が薄れ、仮死状態になるという遊び。その遊びで頸動脈を絞めた直後に、切り裂いたシャツなどで首を絞めれば、そのまま死ねてしまう。それなら寝たままでも死ねるよね」

 シャツに箸やボールペンなどを巻き付けて、ねじ廻しの要領で絞るとなお死にやすい、とA氏は補足する。ボールペンを支点にテコの原理を加え、さらに絞めたシャツを逆戻りさせない歯止めにもなるからだ。

「留置場の絨毯をむしるとテグスが編み込んであるものがある。角田はシャツを使ったようだけど、それを取り出して“絞めもの”にすれば自殺は簡単だよね」

 自殺を防止するため、昨今はビニール製の畳に変えられた留置場が増えたと、A氏は付け加えた。

【A氏】
某広域暴力団、三次団体幹部。長年の刑務所生活から角田美代子の自殺を解説する

― 最新犯罪の[殺しの手口]を科学する【1】 ―




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