彼氏をプロデュースしたがる女たち
―[彼女&嫁に[改造された男]大集合]―
草食系男子だの肉食系女子だのと、男女のパワーバランスも劇的な変化を遂げ、「黙って俺についてこい!」なんて大口はもはや叩けないシビアな時代。巷では、“俺色”ならぬ“彼女色”に染められた男たちが急増中。SPA!ではこれまで、言われるままに女に改造された男たちを紹介してきたが、そもそも手間も時間もお金もかかるのに、なぜ、女たちは自分の彼氏を改造したがるのか。その疑問を解明すべく、「彼氏を改造した経験がある」と語る女性3人にその理由を明らかにしてもらった!
●印刷会社勤務のまきさん(仮名・27歳)
●銀行OLのモモさん(仮名・28歳)
●アパレルで働く麻子さん(仮名・28歳)
まき 「別にさ、イケメンに改造したいわけじゃないんだよね。単純に『彼氏が自分好みになってくれたら嬉しい』っていうのが彼氏を改造する女のコの心理だと思う」
麻子 「ちなみに私も彼氏の服は下着からスーツまで、全部選んでるよ。体形とかも自分好みにしてもらいたいタイプだから、今の彼氏は痩せすぎだから、『太れ!』ってバンバン食べさせる。あと、彼の給料が気に食わないから転職活動とかもさせてるよ」
まき 「洋服、体形に職業まで……。彼氏も、よくおとなしく従ってくれるね! でもさ、プロデュースしていい男になっちゃったら、『ほかの女に取られないかなぁ』って心配にならない?」
麻子 「それがさぁ、服や髪形とか、全部私が選んでると、彼氏は次第に自分ではなにもやらなくなるから、『このコがいないとどうしていいかわからない』状態になって、ほかの女になんていけないわけよ。それが私の狙いなの!」
モモ 「麻子ちゃんと反対に、私は自分の彼氏はダサくしたいタイプなんだけど、これは完全に『独占したい』だけ。わざとダサい服を買わせたり、いっぱい食べさせて太らせたりして、ほかのコが見向きもしない男をつくるのが好き」
麻子 「彼はそれに反抗しない?」
モモ 「うん、だって、私が褒めまくるから。例えば、太ってきても『え~、ちょっとくらい太ってるほうがカッコいいよ!』、ダサい服を着てても『すごいイイ!』とか。髪形がおかしくても『超似合う!』とかね(笑)。そして、彼に勘違いさせて、どんどんダサくてモテない男にしていくの」
麻子 「でも、誰もが見てダサい男と一緒に歩くのは嫌じゃない?」
モモ 「全然嫌じゃないよ~! むしろ、『彼氏があんなにダサいのに付き合ってるなんて、きっとあの女のコは人を外見で判断しない心のキレイなコなんだろうな』とかって思われたい(笑)。
まき 「ほかの人にどう思われても別にいいよね。あの『自分の色に染める』感覚が楽しいんだから」
麻子 「昔は『あなたの色に染まります』っていう女がモテたけど、今は逆に『3歩下がって』みたいな男のほうがモテるよ。いちいち自己主張して反発してくる男なんて、面倒くさくて付き合ってられない!」
モモ&まき 「確かに!」(笑)
― 彼女&嫁に[改造された男]大集合【9】 ―
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