ケータイキャリアのつながり具合はそれほど差がない!?
ドコモ、au、ソフトバンク、それぞれ実際に使ってみないとわからないスマホのつながり具合を、音声通信、データ通信、最速値から調査。その最新動向をまとめてみた!
◆時代は変わった?目立つソフトバンクの優勢
スマホの通信キャリアを選ぶ際、気にするのは次の3つ。
(1)どんな端末を選べるか?
(2)コストはいくらぐらいか?
(3)つながり具合はどうか?
(1)でユーザーが悩むとすれば、iPhoneを選ぶか、Androidを選ぶかではないだろうか。そこが一つのキャリアの選択肢になるだろう。
(2)の端末代を除いた月々のコストは、ユーザーの状況次第(各種割引の適用次第)で変動はあるものの、通話料、データ通信料などで、各キャリアの差はそれほど大きくないと言える。
となると問題は(3)だ。
実際のところ、つながり具合は使ってみないとわからない。キャリアごとに、自社の通信カバーエリアや通信速度を発表しているものの、イマイチ客観性に欠けるため、そのまま鵜呑みにしていいものかどうかわからないからだ。
そこで、今回はドコモ、au、ソフトバンクのつながり具合について、第三者機関の調査データをもとに見てみたい。
◆第三者機関の調査結果から見えてきた現状は?
まずグラフ(※)に注目してほしい。これは、調査会社のイプソスが全国のスマホユーザー約1万2400人(ドコモ約3400人、au約3700人、ソフトバンク約5300人)を対象に測定した音声接続率の結果だ。
※【グラフ】はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=405315
ちなみに音声接続率とは、通話発信した際に通話可能な状態にあるかどうかで測定する。
最新の調査結果では、音声接続率はソフトバンクが98.2%で1位になっている。auが98.1%で2位、ドコモが97.8%で3位という状況だ。
いずれにしろ3キャリア共通で言えるのは、音声接続率は限りなく100%に近い状況になっていること。ちょっと前までは、ドコモやauに比べてソフトバンクはつながりづらいというイメージだったが、この調査結果を見る限り、3キャリアの音声接続率に大きな差は見られない。特にソフトバンクがつながりづらいというイメージは、もはや過去のものと思ってよさそうだ。
― 3大通信キャリア最新ネットワーク動向【1】 ―
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