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デビルメイクライは『3』に一番思い入れがある【ゲームクリエイター伊津野英昭】

ゲーム業界のキーパーソンが登場! 『トップクリエイターの仕事場』

⇒【中編】「デビルメイクライ最新作は日米英共同制作」
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【後編】「アクションの真髄」

伊津野英昭氏

伊津野英昭氏

 みなさん、現在発売中の『DmC』、もう遊んでくれましたか? さて、僕と『デビル メイ クライ』の関係は『2』の途中から始まります。実は『2』の制作時に新しく誰かを入れようという話が持ち上がり、そのとき僕はディレクターを束ねる立場にいました。それで上司と「誰にしましょうかね」と相談していたら、突然「お前やれ」と言われて……。僕は準備していたRPGの企画を止めて、『2』に参加しました。ちなみにそのRPGというのが、昨年発売された『ドラゴンズドグマ』。10年近く寝かしちゃいました(笑)。

 シリーズで一番思い入れがあるのは、やっぱり『3』ですね。『2』は途中からだったので、会社にお願いして『3』はゼロから作らせてもらいました。当時、いろいろな場所で仕事をしていたスタッフに、「一緒に『デビル メイ クライ』作ろう。これで世界に名前を売ろうぜ!」と声をかけてチームをまるごと立ち上げたんです。もう僕、『3』が面白くなかったら引退しようと思って(笑)。「これが受けへんようなら、俺らゲーム作る才能ないで」というくらい、チーム全員で力を出し切りました。このときの経験が、僕のゲーム作りの方向性を決めたように思います。

 アクションゲームは、本当に奥が深いものです。僕自身、『デビル メイ クライ』をやるまでは、よくわからず見よう見まねで作っていました。それでもゲームっぽくはなるんですけど、本当は1個1個全部ロジックで成り立っているんですよ。ここまでやってきてその真髄にやっと片手がかかった気がします。この深過ぎて難しくて、だから面白いアクションゲーム作りの真髄を後輩にもどんどん伝えていきたいですね。

DmC Devil May Cry

『DmC Devil May Cry』(PS3)は絶賛発売中

【伊津野英昭氏】
代表作は『ストリートファイターZERO』、『ジャスティス学園』、『カプコン vs SNK』。最新作は『ドラゴンズドグマ』

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DmC Devil May Cry

その快感、悪魔的。





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