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「ニコニコ超会議2」オタクじゃない30代でも楽しめる注目企画が目白押し

ニコニコ超会議2発表会

今回も大型赤字となるのか? 余裕で発表を見守る夏野剛取締役と川上量生会長

 4月27・28日の2日間、幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2」。ニコニコ動画のリアルイベントとして昨年はじめて開催され、4億7081万25円もの赤字(http://nikkan-spa.jp/253815)となったが、今年も前回を上回る規模で開催される。11日におこなわれた発表会では、そのほぼ全貌が明かされ、登壇した夏野剛氏も「赤字を予感させる発表がいっぱいあります」と確定しつつある“イベント赤字”に動じず新発表を見守った。

 超会議2では、ニコニコ動画のメインユーザーである10代・20代を中心としたアニメ・マンガ、そしてニコニコ動画発のユーザーパフォーマー(歌い手、踊り手、生放送者など)はもちろんのこと、30代以上も大興奮の企画が多数用意された。今回の発表会にて紹介された内容を中心に、その一部を紹介しよう。

◆夢枕獏(62歳)超会議会場で小説執筆

 『陰陽師』や『餓狼伝』などで知られる小説家の夢枕獏氏が、ニコニコ超会議の会場で新連載『キマイラ鬼骨変』の第1回(原稿用紙25枚、1万字)を書き上げる企画に挑むことがあきらかになった。しかも、その場所は会場入口付近、のど自慢ステージの近くという、会場のなかでも最もにぎやかな場所の一つだ。

 夢枕獏氏は、先日おこなわれた「第2回将棋電王戦第1局」の観戦記も書いており、そのなかでドワンゴ会長の川上量生氏と、今回の企画が決まった経緯が紹介されている。(以下、引用)

「ぼくは、いつでもどこでも、どういう状況でも原稿を書けますから、ニコニコ動画で、連載第一回目を書くのを中継してくれませんか――」
 そうしたら、この人は言ったんだよ、川上さんがね。
「それなら、ニコニコ超会議でそれを書いて、それを中継しましょう」
「おお、やりましょう」
 あっという間にそういうことになっちゃった。

(以上)「第2回将棋電王戦 第1局 電王戦記3.4.5」より
http://news.nicovideo.jp/watch/nw567736

 数年ぶりに連載再開となる『キマイラ』の第一話を、2日間で約10万人もの動員を見込む大群衆のなかで書き上げることができるのか? 企画に挑戦するにあたり、氏は「もう1回勝負するには、これくらいの場所に立たないとダメだと思うんだよね」とも語っている。なお、執筆の様子はニコニコ生放送でも配信予定とのこと。

◆森川ジョージ、ちばてつや他、漫画家14人が合作をライブドローイング

ニコニコ超会議2発表会

森川氏による完成イメージ画

 超会議の会場にて、『はじめの一歩』の作者・森川ジョージ氏の呼びかけにより、計14名の漫画家による合作ライブドローイングがおこなわれることになった。『モテキ』の久保ミツロウ氏、『毎日かあさん』の西原理恵子氏、『あしたのジョー』のちばてつや氏ほか、人気漫画家たちによる合作は、完成後にTシャツにプリントされて販売される。ちなみに同企画は、ニコニコ運営がゲーム仲間である森川氏にガストで相談したところ、その場で快諾され漫画家仲間にその場で電話やメールで呼びかけたことで実現したという。

◆将棋電王戦に参戦のコンピュータソフトに“みんなで”挑戦

 現在開催中の、現役プロ棋士5名とコンピュータソフトによる将棋対決「第2回将棋電王戦」(http://nikkan-spa.jp/409911)。4月5日までに3局が終了し、プロ棋士1勝、コンピュータ2勝という結果で話題となっている。超会議会場では、女流棋士3人が会場やニコニコ生放送を視聴しているユーザーと相談しながら、同ソフトに挑戦する。他にも囲碁・将棋ブースでは、佐藤紳哉六段と大物ゲストによる対局、将棋と囲碁のプロ棋士による、オセロやジェンガ、将棋板に将棋の駒と碁石を並べての7番勝負など、様々な企画が用意されている。

◆マジックザギャザリングも出展

 世界的なカードゲーム「マジックザギャザリング」のウィザード・オブ・ザ・コースト社が出展し、最新作のデジタル版が本邦初公開される。同社は今年、ニコニコとパートナーシップを組んでおり、今後のプロツアー級イベントなどをニコニコ生放送にて配信していく予定とのこと。

◆自衛隊&在日米陸軍で超2525中隊が結成される

ニコニコ超会議2発表会

在日米陸軍も参戦!

 10式戦車が会場に展示されることが発表され、注目を集めている自衛隊ブース(http://nikkan-spa.jp/400607)。ブースの位置はフードコートの隣ということも発表され、一帯は漢らしい空気になってきそうである。さらに、今回の発表会にて、在日米陸軍も出展することがあきらかになった。在日米陸軍軍楽隊による、ブラスバンドとロックバンドの演奏のほか、自衛隊と来場者と共に「超2525中隊」を結成し「Operation Nico×Nico」を発動する。詳しい内容は「“軍事機密”のため会場で確かめてほしい」とのこと。

◆1980年代〜2010年代のゲーム音楽をオーケストラ演奏

 レコーディング専門のオーケストラ集団「gaQdan」。2010年の東京デザイナーズウィークで25台のiPadを使った展示「iProject25」の音楽を担当したことをキッカケに2011年3月に結成された集団で、大手ゲームメーカーやCM制作会社をクライアントに抱えている。通常のオーケストラに要求される演奏技術にくわえ、映像との連携やゲームならではの音づくりのため、録音技術へのこだわりをもっている。2012年には、ニコファーレにてMMORPG『グラナド・エスパダ』のスペシャルライブも行なった。

 超会議では、1980年代のなつかしのゲームから、2010年代の最新ゲームまで、様々なゲーム音楽を生演奏するという。ゲーム音楽を演奏した動画は、ニコニコ動画でも人気ジャンルの一つ。会場では、どんな曲が演奏されるのだろうか。新旧問わず、ゲーマー必見のイベントになりそうだ。

◆30キロ減量したホリエモンに会おう

ニコニコ超会議2発表会

激ヤセした堀江貴文氏

 発表会には、3月に仮釈放となった堀江貴文氏も登場。超会議の会場にてニコニコ生放送をおこなうほか、各ブースにゲリラ訪問する企画などが発表され、堀江氏も「『踊ってみた(ブース)』に行っちゃっていいんですか?」と、楽しみにしている様子。昨年は、檻のなかに入った堀江氏のパネルが置かれたブースができており、「刑務所であの写真みましたよ。リアルだけど結構切なくなる」と当時の心境を明かした。

 以上、「これは気になる!」というブースが見つかっただろうか。ほかにも、幕張メッセの全ホールを利用した広大な空間には、70におよぶ協賛企業や政党による展示ブースなど、様々な企画が用意されている。ニコニコ動画をほとんど見たことがないという人も、食わず嫌いにならずチェックしてみてはいかがだろうか。 <取材・文・撮影/林健太>

【画像】ニコファーレでのニコニコ生放送用AR撮影の様子
⇒ http://nikkan-spa.jp/421725/choukaigi2f_05


●ニコニコ超会議2 公式サイト
http://www.chokaigi.jp/




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