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あの“変態戦車”も登場! ニコニコ超会議2に自衛隊が全力

10式戦車

10式戦車(Youtube陸上自衛隊広報チャンネルより)

 4月27、28日の2日間、幕張メッセで開催されるニコニコの超巨大リアルイベント『ニコニコ超会議2』に、自衛隊の最新鋭戦車『10(ヒトマル)式戦車』が登場することが明らかになった。昨年の、『平成24年度 富士総合火力演習』では、スラローム射撃で次々と目標に命中させていく姿を披露し、その機動力の高さと動きから“変態戦車”の異名を付けられた人気の戦車だ。  10式戦車は、現在の陸上自衛隊の国産主力戦車で、小型軽量化されたうえ、第3世代と呼ばれる前主力戦車の90式と比べ、同等かそれ以上の性能を持っている最新鋭の戦車だ。重量は、諸外国の60t級と比べ、約44t(90式は約50t)と軽量で、国内の橋梁通過率は84%と非常に高く、全国での運用がしやすい仕様となっている。90式戦車は65%、60t以上では約40%なので、大きな差である。  その姿は、Youtubeの『陸上自衛隊 広報チャンネル』や、アニメ『ガールズ&パンツァー』第2話「戦車、乗ります!」などで確認することができる。アニメでは、主人公たちの指導教官・蝶野亜美(CV:椎名へきる)が空中から10式戦車で登場し、車を押し潰すという派手な演出が話題となった。
※ 陸上自衛隊 広報チャンネル(http://www.youtube.com/user/JGSDFchannel)  昨年は、『陸上自衛隊ブース』として陸自のみの参加だったが、今年は海上自衛隊、航空自衛隊も加わり、『自衛隊ブース』としての参加となった点にも注目。参加が決定した後、発表会前にドワンゴへ約40時間分の映像素材が届いた点からも、その気合いの入りようがうかがえる。  自衛隊エリアのコスプレエリアでは、迷彩服(陸)、制服(海)、パイロットスーツ(空)がそれぞれ用意されており撮影することができる。ほかにも、車輌や模型などの展示、F-15戦闘機パイロットや潜水艦乗組員などによるトークショーなども企画中とのこと。  “スペシャルゲスト”として発表会にて紹介された10式戦車と自衛隊ブースに対して、ドワンゴ取締役の夏野剛氏は「なんのイベントか分からなくなってきたな」と戸惑いつつも、「女性隊員もいるんですかね?」と興味津々の様子であった。  諸外国の戦車とくらべても劣らない最新鋭機を、間近で見て撮影できる機会はめったにない。軍事機密のため、近づいて触ることについては発表会にて「おそらく無理だと思います」とのことだったが、それでもひと目間近で見る価値はありそうだ。 <取材・文・撮影/林健太>
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