ピンクのクラウンはクルマ業界の大胆かつ次元が違う改革
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
トヨタ新型クラウンのCMに登場するピンクのクラウン。伝統と格式高いクラウンでピンクだなんて……。ワタクシも含めた、世のボンクラはそう思ったわけですが、“大胆かつ次元が違う改革”が必要なわが国では、クルマを売るために、時にはこうした発想も必要だったのかも。そんなピンクのクラウンのオーラを、全身で浴びてきました
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
望月浩彦=撮影 Photographs by Mochizuki Hirohiko
◆ピンクのクラウンを探しにいって、記念撮影してみました!【後編】
⇒【前編】はコチラ
今回のオートクラブは、合計55台存在するらしいピンクのクラウンを探せってことで、問い合わせした結果、東京トヨタ渋谷店までノコノコ行ってみました。
入口からすぐのところにドーンと置かれたピンクのクラウンは、絶妙のミスマッチ感といったところで、意外と毒々しくなくて、かなりイイ。
お客の反応も通常とはケタ違いで、「携帯電話で写真を撮られる方が多いですね」(東京トヨタ渋谷店店長)。
フツーの色のクラウンをケータイで撮る人はいないから、その時点でアイドル扱いだと言えるだろう。
このピンクのクラウン、今年の年末くらいには実際に発売される予定なのだが、「これをくれ!」と言う方はいるんだろうか?
「わざわざ見にきてくださる方も多いのですが、やはり50代、60代のお客様が中心ですし、実際に買うとおっしゃった方はまだいらっしゃいません」(同店長)
まだゼロですか~。限定販売になるらしいし、買っとけばどこへ行っても大注目、路上のアイドルになれるのに!
それと、なにせ色のオーラが凄いので、これが似合えば、あなたはかなりパワフルなオヤジってことにもなろう。諸君も貴重なピンクのクラウンと記念写真を撮って、自分のオーラを確かめてみてくれ。
※東京トヨタ渋谷店の展示は取材時
【結論】
新型クラウンは走りも非常にイイ。特にハイブリッドモデルは、燃費や加速が高次元でバランスされ静粛性も抜群。次元の違うクラウンになっていた。トヨタにはアベノミクスの尖兵として日本を牽引してもらいたい!
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