フェラーリよりも価値がある!レクサスIS500にマニアが熱狂する理由――大反響トップ10
反響の大きかった2023年の記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回のジャンル分けには当てはまらなかったけど、まだまだある大人気だった記事を紹介する!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年4月2日 記事は取材時の状況)
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トヨタと言えば世界の超優良企業。言うなれば、学校で一番勉強ができてスポーツ万能。性格も家柄も良い。非の打ちどころがないナイスガイです。そんなトヨタの“ちょいワル”がIS500。EVだ、水素だ、ハイブリッドだといろいろやっておりますが、おっさんは優等生の“ちょいワル”な一面にメロメロです!
永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
またしても、買いたくても買えないクルマの話題です。昨年、5リッターV8エンジンを搭載した「レクサスIS500」が発売になり、一部マニアが熱狂いたしました。まずは「ファーストエディション」が500台限定で販売され、6000件以上の応募が殺到。競争率12倍の抽選販売となりました。
そのときの私は、「買えないクルマには興味はないぜ!」とソッポを向いていたのですが、昨年暮れに試乗して態度を一変させました。これが850万円なんて安すぎる! 最低でも1200万円の価値がある! ライバルのBMW M3は約1400万円。IS500はM3より500万円も安くて、しかもエンジンは自然吸気。こっちのほうが断然気持ちイイ! こんなお買い得なクルマはない! 値上がりも期待できるし!
ただ、近所のレクサス店に聞いたところ、IS500はスタンダードモデルもずーっと抽選になるみたいで、2回目の抽選も締め切っているとのこと。「3回目の抽選に応募させてください!」と言い残すことしかできませんでした。タワマンの抽選販売みたいなもんでしょうか。タワマン買ったことないけど。
たった850万円で、タワマン気分。抽選でもいい! そのレクサスください
5リッターV8にメロメロ!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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