二重まぶたに憧れる男の「プチ整形」体験記
20~40代を中心に、美容に関心を持つ男性=“綺麗男(キレオ)”が増えているという。身だしなみの一環という枠を超え、美白や永久脱毛、血液クレンジングや腸内洗浄にまで手を出す男性も。メンズ美容の最前線を追った!
【プチ整形】コンプレックスだった重い 一重まぶたをパッチリ目に
1か月ほど前、重めの一重まぶたをを二重にするプチ整形を行ったのは、都内の大学に通う山上雄太さん(仮名・20歳)だ。
「子供の頃から、一重まぶたがものすごくコンプレックスだったんです。なので、いろいろなクリニックのホームページを見ながら、いつか二重まぶたに整形しようと思っていました」
◆メスを使わない手術が主流に
山上さんは、アルバイトで貯めた5万円で、念願のプチ整形を実行し、理想の二重を手に入れた。山上さんの行った埋没法のプチ整形は、特殊な細い糸を皮膚の下に埋没させて二重まぶたをつくる手術法。個人差はあるものの、片目の施術で5~10分程度しかかからない。従来の切開手術と違い、メスなどを使わずに手軽にできるのも人気の理由だ。
※【画像】山上さんのプチ整形ビフォー・アフター https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=436296
「ちょっとしたカウンセリングを行った後、空いている日に施術することになったんですが、20分くらいで終わって驚きました。『こんなに簡単に終わるんだ』って。僕は痛みもほとんど感じませんでしたし、その日は痛み止めの薬をもらって、すぐに帰れました」
とはいえ、二重にしても3年で35%、5年で50%ほどの確率で元に戻ってしまうというし、整形は整形。実行するのに、迷いはなかったのだろうか?
「いざ二重にしようとすると、やっぱり悩みましたよ。学生にとって5万円は大金ですし、施術後は腫れたりしたので、余計目立つんじゃないかって不安にもなりました。でも、『やっちゃったものは仕方ない』と開き直ったら、周りの友達の反応もよくて、だんだんやってよかったと思えるようになりましたね」
◆二重にしたことで気持ちに変化も
一重だったコンプレックスから解放された山上さんは、「より美容への関心が高くなった」と語る。
「O脚と姿勢の悪さを改善するために、1年ほど前から月に1回程度、整体に通っていたんですが、見た目がよくなったので、今はリラクゼーション関連にも興味がありますね。周囲からの印象をよくするために、いずれはヒゲやスネ毛などの永久脱毛にも挑戦したいです」と、今後の目標を教えてくれた。
「あと、周囲にファッションがオシャレな男子はいますが、美容に気を使っている人はほとんどいません。今は男性向けの美容サービスがどんどん増えてきているので、男性美容が世の中にもっと広まっていくといいですね」
将来は、「美容関連の仕事に就いてみたい」という山上さん。二重にしたことで、「以前より自信が持てるようになったし、気持ちも明るくなった」という彼の顔は、晴れ晴れとしていた。が、プチ整形したことは「まだ親には言ってない」んだとか。事実を知った両親が、彼の夢に賛同してくれるのを願うばかりである。
― ここまできた![メンズ美容]最前線【2】 ―
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