悩んでいたマー君、松井玲奈とtwitterで“両想い”に
6/4発売の週刊SPA!25周年記念号で実現した、25歳の田中将大投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)のロングインタビュー。25周年にちなんで田中投手の25年間を振り返り、野球への想いを聞き出そうと臨んだインタビューは、25歳の同級生、澤村拓一との投げ合いに2‐1で勝利した巨人戦の翌日に行われた。
中2の夏の中途半端なスイングで先輩たちの夏の大会を終わらせてしまった後悔が、高3の夏の甲子園決勝戦での最後のフルスイング(三振)につながった秘話など、これまでの野球を存分に振り返ってくれたマー君。しかしインタビュー中、野球談議と同じくらい(いや、それ以上?)に盛り上がったのは、何とアイドルトークだったのだ。
取材の中で「(SKEの)松井玲奈ちゃんが最近ツイッターを始めたんですが、フォローしていいかどうかで、結構悩んでいるんです。気軽にポチッてしていいのかな(苦笑)」と気を揉んでいたマー君。
※【田中将大、松井玲奈のツイッターをフォローするか悩み中(https://nikkan-spa.jp/446788)】
その後、自身のツイッター(@t_masahiro18)で『みんなに背中を押されて松井玲奈ちゃんフォローしちゃった\(//∇//)\』と激白。
すると程なく、今度はSKEの松井玲奈ちゃんがマー君のアカウントをリフォローした様だ。
これに感激したマー君は『リフォローありがとうございます(>_<)感激です!(;_;)劇場にはちょうど休養日だったので行きました。是非今度は玲奈ちゃんの出ている公演も劇場で見てみたいです!!RT @renampme』と、マウンド上の表情ひとつ変えないあの仏頂面からは想像できないリプ返しで御礼の気持ちを綴った。
両者の一連のやり取りを、サッカー日本代表が5大会連続でワールドカップ出場を決め、大いに盛り上がっている最中、リアルタイムで眺めていた担当記者は「学生時代、好きな人同士を結び付けたキューピット役」のような気分になって、甘酸っぱい青春時代を思い返したのだった。
アイドル好きをさらけ出した素顔の田中マー君は今日、5月の月間MVPに選出された。
5月は5試合に先発し、リーグトップの4勝負けなしの成績を挙げたマー君。38イニングを投げ、38奪三振は共にリーグトップ、防御率2.13はリーグ4位の好成績だった。
2009年(4月、8月)、2010年(5月)、2011年(6月、7月、10月)、2012年(6月)に続く、5年連続8度目の月間MVP獲得は、パ・リーグ投手部門で史上最多受賞となった今回の受賞は、パ・リーグではイチローの7年連続(1994年~2000年)に次ぐ2人目の5年連続受賞となり、もちろん投手では初の快挙達成となった。
先発を任されたマウンドで全力投球するだけでなく、登板前日には翌日にかける意気込みを、登板翌日にはゲームの感想をブログに欠かさずアップし、登板の合間にはツイッターで素直な気持ちをさらけ出す田中マー君。仕事とプライベートにソーシャルメディアを見事に絡めて両立させる彼こそは、次世代型ソーシャルメディア・アスリートと呼ぶに値する選手だ。 <文/小島克典(スポーツカルチャー研究所)>
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