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30代男性も危険、6月は「痛風」の発症率が高い

30代, 健康,痛風 “ぜいたく病”とも言われる「痛風」だが、40代や50代などの中年男性に多い病気だと思っていないだろうか。適切な治療をしないと一生治らず、「風が吹くだけで痛い」ことから名づけられたという説もあるほどの恐ろしい病気。痛風患者は年々増加し、国内に約100万人、潜在的に痛風発作を起こす可能性のある高尿酸値血症の人は約1000万人いると言われている。 「実は今は30代男性の発症が一番多く、若年化が進んでいるんです」と警鐘を鳴らすのは、痛風患者数日本一の専門医、両国東口クリニック理事長、大山博司先生。 ⇒【グラフ】高尿酸血症の頻度(男性)
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=459380
30代, 健康,痛風「通風は6月に発症する方が多いんです。その理由の一つとしては、気温が上昇し発汗が多いにもかかわらず、7月や8月に比べて水分補給に対する意識が低いことが考えられます」(大山先生)というから、今の季節、注意が必要だ。 ⇒【グラフ】月別新規来院患者数
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=459379
30代, 健康,痛風 そもそも痛風とは、どんな病気か? 「痛風は、尿酸値が高い状態が続くとなる病気です。尿酸値が上がる原因の一つは過剰なプリン体の摂取が挙げられます。また、これからの夏に向けて気温上昇による多量の発汗や脱水症状、アルコールや清涼飲料水などの過剰摂取により尿酸値が上がりやすく、痛風の発作が増えやすくなります」(大山先生)  プリン体はビールに多いイメージがあるが、食品にも多い。 「プリン体含有量が極めて多い食品が、鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸しなど(100gあたり300mg以上)。比較的多い食品には、豚レバー、牛レバー、かつお、マイワシ、大正えび、マアジ干物、サンマ干物などがあります(100gあたり200~300mg)。尿酸値を下げるためには、プリン体を多く含む食品をできるだけ避けて、1日の摂取量の目安を400mgまでにしましょう」(大山先生)  また、前述のとおり今の時期は、本格的な夏と比べ水分補給が疎かになってしまいがち。そのせいで尿酸値が上がってしまうリスクも。 「水分をたくさんとって尿量を増やすと尿酸がスムーズに排泄されます。起床時や食事時、入浴時、就寝前などにコップ1杯ずつ飲み、大量に汗をかいたり、利尿作用があるアルコールを飲んで水分が失われたときにも水分補給を心がけましょう。水以外にも麦茶や緑茶、ウーロン茶などもおすすめです。飲酒はなるべく控えたほうがいいですが、我慢がストレスになるのも体によくありません。飲みたい場合は、プリン体が少ないお酒を選んで飲むように心がけましょう!」(大山先生) <取材・文/横山 薫>
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