日経平均の続落はチャンス到来のサイン? 絶好の買い時を希代の相場師が解説
底を付けたかと思ったら、中国の経済指標悪化でまたもや日経平均は3日続落……。東京市場は朝方、持ち直しの兆しが見えても、上海市場がオープンすると売り圧力が強まるという展開が続いている。6月13日につけた日経平均1万2415円で調整は一巡したなどとも言われているが……果たしていかに?
今回、SPA!は一目均衡表の使い手であり、6月22日に『最強の「FX理論」を君たちに教えたい』を上梓した3億円トレーダーのアンディ氏に、この先の相場を予測してもらった。「その人はFXトレーダーじゃないか!」って? 確かにそうなのだが、このアンディ氏は元々先物取引から相場の世界にどっぷり浸かり、株やオプション、金融商品と名のつくものには何にでも手を出してきた相場師。何より、アンディ氏が使い倒している一目均衡表は、株トレーダーも愛用しているテクニカル。相性はバッチリなのだ。
「一目均衡表で最も大事なのは、“半値”の概念。基準線はローソク26本分の高値と安値の半値。先行スパンは52本分の半値。すべて半値からできています。この半値は売買勢力の分岐点になりやすい点で、移動平均線などよりもはるかに強力な節目となりやすいのです。それを踏まえて、日経平均を見てみましょう。まず、日経平均は昨年11月13日の安値8619円から、今年の5月23日の高値1万5942円まで125日間で7323円上昇しました。その半値は3661.5円。つまり“半値押し”は、1万5942円から3661.5円を引いた1万2280円。6月13日につけた安値と135円の差がありますが、ここでひとまず半値押しを済ませて、調整は一巡したと考えてよいでしょう」
⇒【図】「一目均衡表」の拡大画像はコチラ https://nikkan-spa.jp/465524
となると、ここは絶好の買い場か? 実は、この先の相場展開は2パターンに絞られるという。その相場の節目を読むうえで、使いたいのが「125の半値線」。
「アベノミクス相場は125日間にわたって上昇を続けました。この値動きをチャートに落とし込むために、私は“125半値線”を使っています。基準線や転換線の数値設定を『125』にするだけで表示されます。その125半値線を見ると、現在は1万2800円付近(図参照)。昨年11月13日の安値からどんどん安値を切り上げて行ったので、125半値線も切り上がってきています。このときに、もう1つ注目してほしいのが『75の半値線』です。これは僕が5年ほどかけて、考案した特別なラインです(笑)。一目均衡表ではローソク52本分の高値・安値の半値を意味する先行スパン2が非常に重要視されますが、この先行スパン2と75の半値線が同じ水準で水平になったポイントは特に強い節目になりやすいのです。日経平均の場合は、図を見ればわかるように125半値線と75半値線が同水準で水平になったポイントで押し目を形成しています(図の赤線で囲った部分)。こうしたポイントは絶好の押し目買いポイント。ローソクが125半値線を大きく下回らない限りは買い目線です」
6月26日の日経平均終値は1万2834円。125半値線を若干割り込んだ水準なので、絶好の買い場ということ。ただし、もう一段下押しするパターンも考えられるので要注意。
「先行スパン2と同様、一目均衡表で重要視されるのが遅行スパン。現在の値動きを26本分後ろ(チャートの左)にズラしたラインです。この遅行スパンがローソクを下抜くと下降トレンドのサイン、上抜くと上昇トレンドのサインと捉えるのですが、日経平均を見ると遅行スパンはすでにローソクを下抜いて下降トレンドを示唆しています。私は遅行スパンをさらに、26本分後ろにズラした“52の遅行スパン”というラインも表示させているのですが、このラインもローソクを下抜きつつある。今週の終値ベースでローソクを下抜いたままだと、もう一段下げる可能性があります。そうなると、高値の“3分の2押し”で、安値目処は1万1060円です」
ちなみにアンディ氏は、先週の金曜日に一足早く1113円で住友金属鉱山(5713)を購入。ちょうど高値から3分の2下げた銘柄なのだとか。こうしたアンディ氏の相場分析は、氏が毎日配信している有料メルマガ「Million Club」(月額1万円)でも購読が可能。「最強の『FX理論』を君たちに教えたい」の特別付録としてついているパスワードを使えば、7月末までの期間限定キャンペーンで1週間だけ無料購読することも可能! ぜひアンディ氏の著書と合わせて読んでもらいたい。 <文/日刊SPA!取材班>
『最強の「FX理論」を君たちに教えたい』 年収500万円で一生を終えるなんてゴメンだ。 |
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