アソコを整形する女性たちの心理
「もっと大きく」「より美しいかたちに」「感度を高めたい」……女性の理想的なバストやボディライン、性へのあくなき探究心に応えるべく、美容整形の技術も日々進歩という。その最新技術と揺れる女の胸の内を探った
【外陰部】ヒダの形を整える小陰唇縮小手術
女性器は普通、人に見せるものでもなければ、誰かと比べることもない。だが、そんな性器に対する悩みを誰にも言えず、人知れず抱えている女性は、思いのほか多い。女性特有のデリケートな悩みを解決する「みどり美容クリニック・広尾」には、遠く北海道から沖縄まで、年齢では中学生から70代くらいまでと、幅広い層の女性が来院するという。
「深刻に悩んでいる方が多く、診察室で泣かれる方も多いんです。『小さい頃にレイプされた』とか、『処女膜を再生して身心ともにリセットしたい』という方、『結婚して子供が欲しいけど、痛くてHができない』と言う人など悩みはさまざまです。これまで婦人科に行っても異常がないと言われていた人で、診察してみると、機能的に問題を抱えているというケースもあります」(みどり美容クリニック・みつゆきみどり院長)
ほかに、デリケートゾーンの黒ずみや形などに関する悩みや、「夫が若い女性と浮気をしたから、下半身を若くしたい」「彼氏が年下で、下半身に自信がない」といった理由から、「女性器の若返り」を希望する人も多いそうだ。
施術で多いのは、小陰唇と呼ばれる女性器の内側のヒダの形を整え、縫合する「小陰唇縮小手術」。30分程度で終わるうえ、抜糸のために来院する必要もなく、手軽だ。
また、レーザーを用いる方法もある。例えば、「DLV=レーザーによる外陰部形成(外見的若返り)」では、小陰唇の縮小をするほか、陰核包皮、副皮を含め、女性の外陰部をトータルでデザインする方法。レーザーで、より繊細なデザインができ、腫れが少なく、術後の回復がスムーズだという。
「小陰唇の形や大きさは人それぞれで、自分が思う『普通』も違います。なかには、悩みを話してスッキリしていく方、異常はないと知って安心して帰る方もいます。その一方で、『座るときにいつも挟まる』『おしっこがいつも飛び散る』『ムレ、かぶれがある』などの不快感を抱えている方や、ビジュアル的な悩みを抱える人なども」
来院までにHPなどでいろいろ調べていた人や、以前紹介された雑誌の切り抜きを何年もお財布に入れていた人、1年もの間メールで相談していた人もいるそうだ。
「来るまでのハードルが高いようですが、手術自体は簡単なものなので、『早くやっておけばよかった』とおっしゃる方は多いですね」
【みつゆきみどり氏】
佐賀医科大学医学部卒業。’10年、みどり美容クリニック広尾開院。緑日本美容外科学会会員。LVR、DLV(レーザーによる女性器の若返り)認定医。ベイザーハイデフ認定医
― 男が知らない 美しい[バスト&女性器]のつくり方【8】 ―
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