北海道のローカルおやつは「日本一のきびだんご」?
―[全国[ローカルおやつ]自慢大会]―
幼い頃に親しんだお菓子が、よその土地では存在すら知られていないことに驚愕したことはないだろうか? 郷愁を誘う味があれば、味で呼び覚まされる記憶もある。あなたのローカルおやつは何ですか?
【北海道・東北】
北の国から。北海道出身者から寄せられたのは、『日本一のきびだんご』(谷田製菓)。きびだんごと言えば岡山だが、道民が親しんできたのは、大正12年に関東大震災復興と開拓精神を込め「起備団合」の名で発売された、餅のような、柔らかい飴のようなこの茶色のお菓子。
「岡山のというか、一般的なきびだんごを知ったのはいい大人になってからだった」(44歳・女)
このように、当たり前に食べていたおやつが、その土地ならではのものだと知ることはよくあり、
「上京して一番の衝撃は『カツゲン』が通じないことだった」(26歳・男)なんて声も。ちなみに「カツゲン」とは、雪印メグミルクが北海道限定で販売する乳酸菌飲料『ソフトカツゲン』のこと。
そして、青森県人のソウルフードと言えば、山切り食パンにマーガリンとグラニュー糖をはさんだ『イギリストースト』(工藤パン、詳細記事はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/438281)。
「450kcalとかなりヘビーだけどおやつとして食べていた」(26歳・女)。「最近は、ランチパックのような袋状のイギリストーストもあるよ!」(34歳・女)といううれしそうな報告に、「トーストしてないのにイギリストースト!?」という問いをのみ込む。
そして、「あっさり塩味とパリパリとした食感がクセになる」(34歳・女)など、東北エリア全域から推す声が聞かれたのが、山形の酒田米菓の『オランダせんべい』(詳細記事⇒http://joshi-spa.jp/1793)。それもそのはず、東北限定にもかかわらず年間2億枚を売るという人気っぷりで、水島裕のCMのこと、その名の由来のことなど、語る人が続々。物語があるのはローカルおやつの特徴といえるのかも。
【北海道】きびだん古゛(谷田製菓)
パッケージにある“ボ”のような字は、“古”の旧字に濁点をつけて“ご”と読む。長方形のパッケージがもともとの形で、近年、食べやすいキャンディタイプも登場
【山形】オランダせんべい(酒田米菓)
庄内の風景がオランダの風景に似ていること、庄内地方の方言「おらだ(私たち)」から命名。「山形のものだと知ったときはショックだった」(35歳・女)という秋田県人の声も
― 全国[ローカルおやつ]自慢大会【1】 ―
『谷田製菓 きびだん古゛ 5本セット』 餅のような、柔らかい飴のようなこの茶色のお菓子 |
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