私の○○様を奪わないで!オタク女子たちの熾烈な争い
一昔前、オタク女子たちはみんな仲間だった。まだ今ほどオタクの地位が高くもなく、数少ない同志と肩を寄せ合って生きていた。ところが、オタクを公言する人口が増えた昨今、その連帯感は見る影もないという。好きなキャラクターがかぶれば火花を散らし、「○○様のグッズは誰にも渡さない!」とネット上で、オタクイベントの現場で、あらゆる場所で熾烈な争いになっている。
◆グッズを大っぴらに見せるのはご法度
「イベントでは自分が○○様の嫁だと思っているコがたくさんいますから、お互いトラブルにならないようにグッズは外してカバンの中にしまうのは常識。なのに、ストラップを大量につけている女がいたんです! 腹が立ったのでツイッターで検索して突き止めました。それ以上、出しゃばったことをしたら攻撃する予定です」(22歳女性・フリーター)
普段はおとなしい性格だが、好きなキャラクターのことになると豹変してしまうという彼女。続いては実際に嫌がらせを受けたエピソードだ。
◆隠し撮りして呼び出し
「私以外の誰にもグッズを触ってほしくないから買い占めていたら、『地方組のことも考えて』と3人の同担(好きなキャラクターが同じ面々)に怒られました。でも、“嫁”は私だし、謝らなきゃならない筋合いもない。『早い者勝ちじゃん』と言い返したら、イベントに行くたびに隠し撮りされ、Twitterに顔写真を晒されてブスだのビッチだの毎日のように書かれるように。それが数週間続いた後、呼び出されて直接3対1で詰められました。こちらも負けじと対抗したのですが、1時間くらい口論しても解決せず、来週もファミレスで会うことになっています」(23歳女性・派遣事務)
イベントでの行いにネット上で復讐された事例もある。
◆2ちゃんねるで「ジャイアン」呼ばわり
「グッズは同じものを何百個も何千個も買い集めます。市場に出回っているものはすべて私が回収したいんです。2、3種類のキャラクターが抱き合わせで売られていることも多いので、ネットで探して、自分の担当ではない不要なキャラクターを余らせている人からも中古で買い取ります。あるときは、朝から並んで限定ガチャガチャを空になるまでやったのですが、その夜に2ちゃんねるを見たら、私は『ジャイアン』と名付けられ、今までの買い占め行動だけでなく、プリクラなどを晒された挙句、Twitterから住んでいる場所や出身校まで推測されていました。でも、嫁だから仕方ないですよ、これくらいは我慢しなきゃ」(21歳女性・大学生)
プライバシーよりも“嫁”としての活動。身の危険が迫っても「○○様」を選びそうだ……。
◆Twitterは炎上、街を歩けばグッズをむしり取られる
「Twitterに、部屋にあるありったけのグッズの写真をアップしたら、ライバルたちが1秒に5回くらいのペースでリプライ爆撃。『この人にグッズ売買で騙されました』とか『この人には要注意』とかの虚偽の悪口も拡散されました。イベントに行く際に後をつけられて、カバンにつけていたグッズをむしり取られたこともあります! その後、○○様とのデートで立ち直りましたけどね」(20歳女性・専門学生)
ここで言う「○○様とのデート」とは、ゲーム内の話である。
もちろん、ここで紹介した事例は現代のオタク女性すべてに言えるわけではあるまい。
しかし、古くからのオタク女性は、「かつては教室の隅で、共通の趣味に喜び、共に地位の低さと戦っていたのに……」と最近の若いオタクの現状を嘆く人も少なくない。“オタクカルチャー”が世間で認められたからといって、一概にオタクの生きやすい世の中になったとは言えなさそうだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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