男がしがちな[人を不快にさせるアピール]
「いつも忙しい俺」「人とは違う俺」など直球では恥ずかしい“本心”を“美徳”でもって遠回しにアピールするアラフォーたち。だが結局、本心は丸見えで、同僚・後輩世代にとっては不快なだけ。今回はその「中年の始まり」ともいえるハンパなアピールを、20~35歳の男女200人アンケートで3人に1人が「不快」と感じたものの上位から順にランキングした!
<男がしがちなウザいアピール編>
男がしがちな“ヤバいアピール”の上位を独占したのが、かつて“男の甲斐性”とも言われた「風俗」だ。
「『女なんて風俗で買えばいい』って遊び人ぶってるのかもしれないけど、素人に相手にされないだけでしょ」(29歳♀・派遣)など女性から痛烈なコメントが集中。「最近風俗行ってない」も「女運が落ちそうなんで近寄りたくない」(30歳♂・広告)と男性からも古臭い価値観に非難囂々。さらに、同じ下半身カテゴリーの「俺って変態だから」にも危険信号が。
「『へぇ~、試してみたい』とでも言ってほしいの? 言わねえよ」(25歳♀・アパレル)「やるならケンコバくらいきっちりネタ作りして。中途半端なSアピール、ロリコンアピールは反応に困る」(28歳♂・銀行)
と、オフィスに苦笑の輪が広がるだけ。このスリートップを頂点として、“アンチ大衆アピール”は総じて分が悪い。以下、詳細はランキングをご覧あれ。
<男がしがちなウザいアピール・ランキング Part1>
※全国の20~35歳の男性100人、女性100人に調査。「不快」か「不快じゃない」かを聞いた。その人数が下の【不快指数】である。
●女なんて風俗で買えばいいよ【166】=駆け引きという面倒のない風俗をたしなむほど大人である
●最近風俗行ってない【154】=風俗を知り尽くしたうえで卒業した悟りの境地
●俺って変態だから【146】=エロの許容範囲、広いんです
●今日の二郎は微妙だな【142】=些細な味の変化も見逃さない“ジロリアン”至上主義
●俺ならあのとき、選手を交代させたね【138】=(普段は見ないが代表戦となると)スポーツ通
●スーツとか憧れますわ【142】=(マスコミ・アパレル系などが)ラフな俺こそ“クリエイティブ”
●学歴なんて意味なかった【136】=(高学歴の男が)でも俺は有名大卒の勝ち組!
●結婚に向いてない人間なんだよね【135】=結婚なんて人生の“レール”には乗らないぜ
●俺はクドカンの面白さがわかる【131】=(『あまちゃん』の小ネタを解説して)面白さがわかる俺は面白い人間
●まあ、人数合わせだよ【129】=合コンに参加してはいるが、女に困ってるわけじゃない
●洋楽派だから邦楽わかんない【128】=洋楽を聞く俺はオシャレさん
●女同士の友情って成立しないんでしょ?【126】=女の友情にも見識が深い俺は女心がチョーわかる
●インディーズ時代のほうがよかった【123】=有名になる前からあのバンドを知ってた俺は感度高い
●昨日から一睡もしてないわー【121】=寝る暇もないほど多忙な俺だけど今日も頑張っちゃおうかなー
●俺のほうが満員電車だよ【121】=俺が世界で一番過酷なサラリーマンだ!
●結婚する前に遊んでおけよ【119】=今は遊んでないが昔はヤンチャしてたんだ
●俺、ツンデレなんだ【118】=実は甘えん坊。そしてキミに甘えたい
●そういえば今日ご飯食べてなかったわー【112】=食事を取る暇もないほど多忙な俺だけどまだ頑張っちゃおうかなー
●コミュ障なんで……【112】=内向的で繊細な俺、ちょっとは大目に見てね
●NHKの受信料なんて払わないわ【110】=俺ってやっぱりアウトロー
●全然勉強(準備)してないわ【109】=(資格試験や会議前に)準備万端だけど“何もしてない設定”
●ラーメンの行列に並ぶ意味がわからない【104】=俺は流行には流されない
●群れるの好きじゃないんだよね【104】=集団行動は苦手な孤高の俺
●ゲイとかオカマにはモテモテなんだ【103】=同性からモテる俺って魅力的じゃね?
●ウチの会社まじブラックでさ【103】=苦境でもがく悲劇の俺カッコイイ
●今何が流行ってるとか全然わかんない【89】=俺は流行には流されない
●最近テレビ見てない【87】=テレビなんて見ない俺はアーティスト肌
●服なんてユニクロで十分【82】=脱オシャレこそ本当のオシャレさん
イラスト/市橋俊介
― 不快指数で逆格付け[人を不快にさせるアピール]【3】 ―
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