[ビットコイン]はバブルか?本物か?
将来的に、世界の基軸通貨になる可能性もある? そんな期待さえ抱いてしまうのが、「ビットコイン」だ。海外ではすでにショッピングにも利用されているこの通貨の価値は絶賛急騰中。投機対象としてはうってつけナリ!
◆再来年には1万ドルを突破する可能性も!?
前回(https://nikkan-spa.jp/548914)紹介したMT・GOX(マウントゴックス)の他に、もうひとつ、ビットコインを取引する方法がある。
「FXと同じ仕組みのCFD(差金決済取引)を利用して、取引することができます」(アヴァトレード・ジャパンの丹羽広氏)
日本でも証券会社やFX会社が取り扱っているCFD。FXのようにレバレッジをかけて、元手の2倍、3倍の取引をできるのが特徴だ。今や800ドルを突破し、「ちょっと買ってみるか」という水準から離れてしまっているだけに、レバを利かせて買えるのは魅力的だ。しかし……。
「アヴァトレードの本社でも扱っていますが、残念ながら日本法人ではまだ扱っていません。日本でも取り扱いたいのですが、どんな法規制をクリアすればいいのか、どこが所轄の官庁になるのかさえ、わからない状態。規制する法律がないから扱っていいという話ではないですし、今の段階では難しいですね」(アヴァトレード・ジャパンの丹羽広氏)
日本法人では取り扱っていなくても、海外口座ならば取引できる。日本の法規制の網の外にはなるから相応のリスクはあるが、興味のある人は口座をつくってみてほしい。CFDならば売りから入ることもできるから、「800ドルは高すぎ!」と思ったら、売りでも稼げる。でも、気になるのは今後のビットコインの動向だ。っていうか、そもそもビットコインってなんでレートが動くのか。
「多くはファンダメンタルズ要因のようです。ただ、ビットコインの特殊なファンダメンタルズで、ビットコインの関連企業がハッキングされたとニュースが流れれば下落するし、キプロスの財政危機で富裕層が資産をビットコインに換えているといった報道が出れば急騰するといったように、わりと素直に反応するようです」(同)
ビットコインに好意的な材料であれば上昇するし、セキュリティの不安や政府の規制といったニュースは悪材料だ。ではこのビットコインバブル、どこまでふくらむのか。
「来年には1000ドル、再来年には1万ドルをめざしても不思議はないよね。今の上昇は通常のチャートだと非常にイレギュラーに見えるけど、対数チャート(価格の比率で示したチャート)で見れば巡航速度だから」と話すのは、ビットコインのトレーダーであるロブ・ウィルソン氏。
ビットコインにトレーダーがいることも驚きだが、1万ドルの予想にもびっくり。でも、この分析、決して奇をてらったものではなく、対数チャート(図参照:https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=548970)にトレンドラインを引けば、自ずと出てくる水準なのだ。
バブルなのか、本物なのか、その是非はともかく、このビットコインバブル、黙って見過ごすのはもったいない!
◆ビットコインの取引どこでできる?
ビットコインを取引するには現物とCFDの2つの方法がある。現物ならば、インターネットで「マウントゴックス」と検索を。ビットコイン取引の8割を占める私設取引所だ。取引を始めるには口座開設の手続きが必要だが、いったん口座をつくってしまえばあとはネット上でのやりとりでほぼ片付く。
もうひとつの方法が、海外業者を使ったCFD。アヴァトレードなどの業者でビットコインを取引できる。この場合、FXと同様にレバレッジを利かせられ、また売りからも取引を始められるメリットが。ちなみに、ビットコインの生みの親は日本人「ナカモト・サトシ」。日本にゆかりある通貨なのだ。
【AVA TRADE】
アヴァトレード・ジャパンではなく、海外口座のみビットコインの取引が可
【MT.GOX】
日本語サイトあり。ネット上で口座開設申請後、1週間程度で取引が可能に
取材・文/ビットコインでバブり隊 図版/WADE
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