九州、沖縄は酒に合う「みやげ」が多い
帰省や旅行、出張のおみやげに最適な品は? 有名じゃなくてもいいものはあるはず! てなわけで、お菓子や水産加工品から雑貨まで、ご当地ならではの真の逸品を各県アンテナショップ&専門家がセレクト。これが職場や家族、彼女にウケる“鉄板みやげ”だ!
◆[九州・沖縄]編
まずは酒豪が多い九州ならではの酒のつまみ系、鹿児島県のこいじゃっど(大和屋)。「山川港で水揚げされた鰹の腹皮を蒸し、醤油と砂糖で味付けして燻製にしたもの。腹皮は鰹のトロともいうべき部位で、脂がのってとてもおいしいんです」(かごしま遊楽館)。
大分県からも酒のお供として申し分ないあぶり太刀魚 おかず味噌(来浦ぐらんま)をおすすめ。「国東市の名産である太刀魚に、大分県が日本一の生産地であるしいたけを合わせた味噌。加工に手間のかかる太刀魚を地元のお母さんたちが心をこめてほぐしています」(座来 大分)。ちなみに、国東半島宇佐地域は国連食糧農業機関によって世界農業遺産に認定された。そんなネタも加味すれば、さらにうまみも増すというものだ。
沖縄県の南都 億万長蛇(南都酒造所)は名前だけでなく見た目もすごい。「“沖縄の養命酒”的存在のハブ酒に純金箔を混ぜた、ある意味最強のコラボ」(銀座わしたショップ)。万人ウケはしないかもだが、新年会などに持っていけば盛り上がるに違いない。
同じく沖縄には、するめを衣で包んで油で揚げた駄菓子いちゃがりがり(新里食品)もある。「とにかく信じられないほど固い!」(同前)そうで、「子供の頃はこれでアゴを鍛えた」と言うのが沖縄県民の鉄板小ネタだとか。つか、沖縄みやげはインパクトありすぎ!
スイーツ系としては、佐賀県のごまさぶれ(まんてん)がおすすめ。「ベストな焼き加減の煎りごまそのものを生地にして、香ばしく焼き上げたヘルシーで素朴な味わいのお菓子」(竹八 阿佐谷本店)てことで、職場や家族へのみやげとして間違いないチョイス。
最後は熊本県の松風(正観寺 丸宝)。「古くから伝わる銘菓で、日本一薄い和菓子とも言われています。パリパリとした食感と上品な甘さが特徴。見た目も上品で、お茶席のお菓子としても好まれています」(銀座熊本館)というから、うるさ型の上司や取引先もコレを贈れば静かになるかも!?
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=561569
― 日本全国[鉄板ご当地みやげ]選手権【8】 ―
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