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<実験>“ネガティブワード”を1週間、封印してみた

何げない一言が相手に好印象を与えたり、予想だにしなかった地雷を踏んでしまったり。げに、コミュニケーションは難しい。そこで、どんなもの言いが、お得に効果的なのかを考えてみた! <実験>“ネガティブワード”を1週間、封印してみた! やってみた, ネガティブワード, ファミレス, 飲食店 昔から口下手なことに悩み、「暗いから」という理由でコンビニのバイトの面接を3回落ちたこともある私・ライターT(30歳)。これまでにも、「話がうまくなる方法」といった話術の本は何冊も購入しているが、実行していく甲斐性がなく、「ノウハウの持ち腐れ」状態だった。そんな私が挑戦するのはネガティブワードの封印。話し方、モノの言い方の本では必ず否定的な言葉を戒めている。日本人が多用しがちな「すいません」を言い換え、「いや」「でも」「しかし」を使わず1週間を過ごすことに。  初日、いきなり壁にぶち当たる。ファミレスやファストフードなどで店員に話しかける際、自然と「すいません」と言ってしまうのだ。ここまで「すいません体質」が染みついていたのかと愕然。  初日・2日目はどんな店でも「すいませ……いや、あっ、お願いします」という具合で、店員さんに怪訝そうな顔をされることしばし。  4日目になると、自然と「すいません」以外の言葉が出るように。昼食で行ったファミレスでなかなか注文が来なかったが、忙しいから仕方ないかと、「お願いします。あの、○○がまだ来ないのですが……」と伝える。不満をあからさまに出すことなく、急かすこともしなかったためか遺恨も生まれず。  つい反射的に言葉を出してしまうのではなく、いったん、相手の状況を考えて話すことが大切だと実感する。  実は期間中、並行してこれまた話術のマスト項目である「笑顔」と「正しい姿勢」も取り入れていたのだが、ついに周囲にも変化が。   普段、仕事帰りに閉店間際のスーパーで値引きされた弁当を買うのが日課で、これまではレジにいる女性店員に「また来たよ」みたいな顔をされるのが常だった。  それが、チャレンジを始めて5日目……。レジ台に商品を置き、笑顔で「お願いします」と伝える。計算が終わり「ありがとう」とほほ笑みつつ視線を送ると、相手も笑顔を返してくれた。まあ、単に無表情な常連客が謎の笑みを浮かべていたので、思わず苦笑しただけかもしれないけれど。 ― [得するフレーズ/損する言い方]辞典【9】 ―
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