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コミュニケーションを間違えない「状況判断力」を養え

何げない一言が相手に好印象を与えたり、予想だにしなかった地雷を踏んでしまったり。げに、コミュニケーションは難しい。そこで、どんなもの言いが、お得に効果的なのかをコミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子氏に伺った

◆内容/関係性/状況から言葉を選ぶ

コミュニケーション, スキルアップ, 判断力, 職場 コミュニケーションを円滑に進める言い方や会話術はいろいろありますが、マニュアル通りにいくことはほとんどありません。結局のところ、相手に伝えたい内容/相手との関係性/相手のそのときの状況によって、どこをケアすべきなのか、どんな言葉を使うのかを判断していくしかないのです。

 例えば、頼み事をする場合。あまり関係性ができていない人だったら、内容よりもモチベーションを上げる一言が非常に大事になりますし、頼みなれている人ならば、なぜ、あなたに頼むのかの理由よりも、依頼する内容に一歩踏み込んで指示したほうがいいケースもある。また、親しい場合、丁寧すぎると距離を感じてしまうケースもあり、「お願いね!」など軽く言うことで、抱いている信頼感を伝えることもできる。

 ただ、いずれの場合も「自分の要件をむき出しにしない」というのは大切です。自分が言いたいことの前に、相手へ近づくための一言を添える。その言葉にそれほどの意味はなくてもいいんです。相手への気遣いが伝わればいいのですから。

【杉山美奈子氏】
コミュニケーション・インストラクター。山梨学院短期大学非常勤講師。『暮らしの絵本 話し方のマナーとコツ』は37万部のベストセラーに。ほか、『できる大人のモノの言い方・話し方』など著書多数

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