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「働いてることがバレたら怒られる」金持ちセレブの驚愕エピソード

聞くところによれば、石原慎太郎の孫は通学にタクシーを使って「石原慎太郎にツケといて」と言うらしい。そんな金持ちセレブたちの、庶民感覚とはかけ離れた言動の数々を目撃者が語る。驚き呆れつつも、ある意味、痛快と言えなくもない超絶エピソード満載だ! ◆[お家柄]編 セレブ 庶民でも一攫千金の可能性はあるけれど、いくら頑張っても手に入れられないのが、その家に代々受け継がれた歴史と伝統だ。 「学習院出身の知り合いが、友達に『(自分の)おじいさんが教科書に載ってないのが恥ずかしい』と言われて思わずコケそうになったとか」(44歳・女・出版)  そんな理由で恥ずかしがられるおじいさんも気の毒だが、恥ずかしいといえば、こんな話も。 「新年の仕事始めのとき、当時は若い女性社員は晴れ着で行ったりしてたのだが、コネ入社のお嬢様も着物姿で登場。『すてきな着物だね』とほめると、しきりに『祖母からのお下がりなので古くて恥ずかしい』を連発。が、あとで情報通から聞いたところでは、アンティークのウン千万はする着物だったらしい」(38歳・女・製薬)  うっかり乾杯のビールとかこぼしちゃったら大変だ。しかし、上には上がいるもので、「叔母の嫁ぎ先が京都の元お公家さんだった。叔母さんいわく、『タンスに十二単があった』」(48歳・女・出版)って、もはや文化財の域である。  同じく文化財級の貴重な逸品に関する証言としては、「某老舗出版社の娘に『家に有名な作家のサインとかあるの?』と聞いたら、『戦争で焼けたからあんまり残ってないけど、漱石とか鴎外の寄せ書きならあるよ』とあっさり言われた」(39歳・男・広告)なんてのも。村上龍とか春樹とか、そういうレベルの話じゃないのね。  お家柄のいい人でもフツーに働いてるケースはあるが、やっぱりどこかフツーじゃない。 「元同僚で旧華族系の家柄のヤツがいて、『働いてることがバレたら怒られる』と言っていた。その後、転職していったけど、今も隠れて働いてるのか?」(33歳・男・SE)とは、ある意味ご立派。 「昔付き合ってた男はフツーの会社員だったが、立ち居振る舞いから、いいとこの家の子だろうなと思ってた。それが確信に変わったのは、私の誕生日に食事をしたとき。格式ありそうな料亭に連れていかれ、それだけでも気後れしてたのに、彼が店の人に『坊ちゃん』と呼ばれてるのを聞いて、さらに驚いた」(40歳・女・派遣)  そのまま付き合ってれば今頃は……と思うけど、セレブの世界の結婚は一筋縄ではいかないようで、「女子大の同級生で卒業前に結婚したコがいたんですが、お相手のエリートセレブ君の結婚相手の条件が『できるだけ若くて、ほかの男と付き合ったことのない女』だったという……」(49歳・女・広告)。ちなみに、そのセレブ君は親の地盤を継いで議員となり、のちに閣僚も務めた人だそうです。 イラスト/坂川りえ ― 私が見た[金持ちセレブ](驚)言行録【8】 ―
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