円高の今こそ海外ウエディングのチャンス
◆憧れの海外結婚式や海外留学がますます身近に
「海外旅行は半年に一度、為替レートが見直されるだけですが、海外ウエディングは契約後、即決済するため円高のメリットを享受しやすい」と話すのは、観光ジャーナリストの千葉千枝子氏。
「一般的に海外ウエディングは代理店を通します。料金プランは円建てが多いのですが、よく探すとドル建てのプランを出すところも。そこで、代理店には教会使用料など最低限の手配だけお願いして、二次会のレストランや宿泊予約等のオプションは、直接自分で現地の施設を予約すると、さらにお得になります」
ある代理店のハワイウエディングは教会使用料と通訳、介添人、結婚証明書などのごくシンプルなプランで1480ドルから。約11万円だ。憧れの海外ウエディングも今はこんなに身近に。
「同じく代理店経由でも、ウエディングより留学のほうが料金設定が明快で、かつドル建て表示の学校が多いため、より確実に円高のメリットを享受できます」
新宿にある留学代理店のパンフレットを見ると、ほとんどがドル建て表示だ。代理店によって異なるが、毎週一回程度、為替レートを改定するという。
「例えばシドニーの語学学校の場合、32週間の短期留学で1万700豪ドルのコースがあります。1豪ドル=110円だった’07年のときでは117万7000円もしましたが、今なら87万7400円と約30万も安い。留学のハードルもかなり低くなっています」
【千葉千枝子氏】
観光ジャーナリスト・東京成徳短期大学講師。観光に関する執筆や講演を行う。著書に『観光ビジネスの新潮流』など
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