ウーマンラッシュアワー・村本「僕のネット炎上は世直しだ」
昨年の『THE MANZAI 2013』優勝以来、メディアでの露出が急増しているウーマンラッシュアワー。「ゲスいと言えば村本」と、“ゲス界”でも頂点に立った。ツイッター炎上など、本業以外の話題にも事欠かない。そこで、「炎上についてどう考えているか」を聞いたところ、思わぬ答えが返ってきた。
――村本さんにとって「炎上」とは?
村本:世直しです。
パラダイス:あかんやん、そんなこと言ったら! 炎上して、会社に呼び出されて怒られたんでしょ?
村本:炎上芸人一同で怒られました。ちっちゃい部屋に押し込められて、弁護士の方と一緒に「飲んだら書くな。書くなら飲むな」をみんなで復唱させられるという(笑)。
パラダイス:なのに、「炎上=世直し」なんて言っちゃダメでしょ。
村本:いや、だってね、普通のまともな一般感覚を持っている人が、有名人のブログとかに、わざわざ労力と時間を使って悪口を書きますかって話なんです。劣等感や妬みの塊、そういう人たちが炎上さすんです。ネットというのは、人前ではうまくしゃべれない人が自由に発言できる場所ではある。基本、なにを言ってもいいんでしょう。でも、ですよ。無免許運転にもほどがありませんかと僕は言いたい。言葉って凶器でしょ。なのに、「死ね」とかね、親の悪口とかね、人格否定を平気でしてくる。
――言葉の無免許運転に対して、漫才師という言葉を使うプロの村本さんはどのような対応を?
村本:芸能人と一般の人のWEB上での喧嘩って、クルマと歩行者でたとえると芸能人がクルマだと思うんです。どんなに歩行者に過失があってもクルマのほうの責任が重くなってしまう。結果、どうしたって負け試合になる。だから僕は、戦車になってやろうと。
パラダイス:戦車?
村本:クルマでの中途半端な事故だと責められるから、戦車になって大砲を撃って木っ端みじんにしてやるわけです。事故じゃなくて戦いにする。それでも責められることもあるけど、もしかしたら、英雄になれるかもしれない。実際ね、過去の炎上騒ぎでも、「ここまでのやりとりを全部コピペさせていただきました。今度の単独ライブでスクリーンに大写しにして、しゃべって笑いに替えます。ごちそうさまでした」ってやったら、一部の人からですけど、「こんなやつ今までいなかった。すげぇ!」と英雄視されましたし。
パラダイス:英雄視ちゃいますから。おもしろがってるだけでしょ?
村本:そうだとしてもですよ。中途半端じゃなく、いききることが大切やと思う。僕らみたいに、まだ何者でもないヤツらは特に。
<取材・文/唐澤和也 撮影/水野嘉之>
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