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不動産営業が嫌がる「軽犯罪法違反」行為な営業とは?

好きで選んだ仕事でも、全部が好きなわけじゃない。一連の業務のなかで「これはイヤ!」と敬遠される作業もやっぱりあって……。ハタから見ているだけではわからない、そんな現場のホンネを各業種からピックアップ。いやはや世の中に楽な仕事はありませんなー。 <不動産営業> 【好き】現地案内 【嫌い】HPやブログの更新 不動産営業「お客さんに物件の現地案内をするのは不動産営業マンなら皆好き」と話すのは、不動産営業太郎のペンネームで「不動産業界の営業の実態ブログ」を綴っているNさん。 「HPなどを見て反響があっても、実際に会えるのはよくて半数程度。それがお客さんに直接会えるうえに大好きな不動産トークができるんですから。そもそも不動産営業ってしゃべりたがりなので(笑)」  また、物件や周辺の環境などをチェックする下見業務も「プライベートでは行かない街に行くので、ちょっとした旅気分を味わえて気晴らしになる」とお気に入りだ。  一方、嫌いなのは会社のHPやブログの更新で、掲載している物件が契約済みになっていないか、価格など情報の変更有無を物件所有者に電話して確認する作業。 「物件確認と変更修正作業が毎日とても面倒。公正取引委員会規約では2週間に一度の推奨ですが、契約終了物件を放置すると、架空物件の掲載=おとり広告で摘発の対象になるので……」  さらには警察に連行される危険性のある業務もある。 「電柱に貼り付ける住宅広告をステカン(捨て看板の略)というんですが、行為自体が軽犯罪法違反になるので、ほとんどの売買仲介営業はやりたがらない。注意しながらやるのですが、運が悪いと現行犯で捕まり、署に連行です。なかには年に複数回捕まる人も。リスクが高い半面、低コストで有効な営業手段なのでなくならないんです」って、どうかご無事で~。 イラスト/花小金井正幸 取材協力/「東京の不動産営業奮闘記」http://e-eigyou.seesaa.net/ ― 職業別[好きな作業/嫌いな作業](秘)報告【8】 ―
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