雑学

漫画家が「消しゴムかけが嫌い」な理由

好きで選んだ仕事でも、全部が好きなわけじゃない。一連の業務のなかで「これはイヤ!」と敬遠される作業もやっぱりあって……。ハタから見ているだけではわからない、そんな現場のホンネを各業種からピックアップ。いやはや世の中に楽な仕事はありませんなー。

<漫画家>
【好き】枠線引き
【嫌い】消しゴムかけ


さそうさんの最新作『ミュジコフィリア』

さそうさんの最新作『ミュジコフィリア』(双葉社・全5巻)。前々作『マエストロ』は映画化決定で来年公開

 最近は紙ではなくPC上で作画する漫画家も増えている。「ベタやトーンなどの仕上げはデジタルのほうが圧倒的に楽。ただ、いくらでも画面を拡大できるので、やらなくていい細かいことに時間をかけてしまうこともあります」と言うのは『神童』『マエストロ』などで知られる、さそうあきらさん。

 デジタルの作業は「わりと何でも好き」だが、アナログ時代は枠線引きが大好きだったとか。

「枠線を引くと、なんかすごく進んだ気がするんです。枠ができたら、あとは中を描くだけ、みたいな(笑)」って、中を描くほうが大変では?

「下描きは好きなんです。でも、ペンを入れて消しゴムをかけると、鉛筆の生き生きした線が消えて拙いペンの線が残り、『え、何で?』とガッカリする。これは結構“漫画家あるある”じゃないかな」

 デジタルでは消しゴムかけ作業はなくなったが、「1日たって見直して『何でこんな絵を描いた?』と思うことはよくある」とか。

「あと、アナログデジタル問わず嫌いなのは、アシスタントへの指示。これにずいぶん時間を取られてる気がします」。人を使うのは、どの職業でも難しいっスよね。

― 職業別[好きな作業/嫌いな作業](秘)報告【10】 ―

ミュジコフィリア

美しい風景や音で溢れる京都を舞台に、芸大生たちが新しい音楽を鳴り響かせる――

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