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会社員の「備品横領⇒転売」が増えている

転売

「これぐらいいいだろう」がより大きな災いを引き寄せる

 横領といえば、銀行員が現金を持ち出す……というのが昔ながらの定番だが、近年増殖中なのが「備品の横領」。「ネットオークションなどによって換金手段が発達し、かつては『こんなものを持ち出してどうするの?』と思われていたアイテムにも価値がつくようになった。文具などの小物や、企業のPRグッズなどを横流しする例も目立ってきています」(公認不正検査士の甘粕氏)。

 社内システムのIT化を悪用した、こんな横領も報告された。

「ウチの社食はIDカードを機械に通すことで、食べた分だけ給料から食事代を引き落とされる仕組み。会社は半額負担をしてくれるので、わずか250円で食べられるのがウリ。しかし、何年間もIDカードを機械に通さずにタダ飯を食べていた社員がいて、解雇処分となった」(製造業・40歳)。

 しょぼい食い逃げでも立派な横領。ちなみに、その社員は「出張手当において、出発時間が早かったり、帰着時間が遅かったりすると、そのぶん手当が余計にもらえるので、ウソの時間を申告していた」とも……。

「『以前やってもバレなかったから』という“慣れ”は、『バレたら職を失うかもしれない』と正常な判断力を、いとも簡単に奪い去ります。過去に小さな不正で“成功体験”を得たことのある人は、あっさりと一線を超えることがあるので要注意ですよ!」(甘粕氏)

 週刊SPA!5/7発売号では「8割の会社員が不祥事予備軍」と題した特集を組んでいる。フツーの人が不祥事というダークサイドに陥る瞬間は決して人ごとではない。ぜひ未然に防いでほしい。

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/高仲建次>

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