SKE48大矢真那「後輩に背中で伝えられるようになりたい」【37thシングル選抜総選挙・速報発表直後インタビュー】
AKB48 37thシングル選抜総選挙の速報発表が5月21日に行われた。ランクイン圏内となる80位までのなかに23名のメンバーが名を連ね、今年も選挙への強さを示したSKE48。そんなSKE48で『選挙の人』という称号を手にした元祖である大矢真那に速報発表直後に話を聞いた。
――大矢さん自体は33位で呼ばれましたが、速報への率直な感想はいかがですか?
速報までって投票券が入っているCDが発売して1日しかないじゃないですか。一日でこんなにも多くの方が自分に思いを伝えてくださったことがすごく嬉しいです。ありがとうございますと伝えたいです。
――目標を16位と掲げていますが、その気持ちに変わりはないですか?
速報の時点で選抜の枠にSKE48のメンバーが多く入っているのを見たら、自分もここで満足しちゃいけない、自分もそこに入りたいって気持ちが強くなりました。少しでも上を目指したいって思いますし、掲げている目標は選抜なのでそこを目指したいです。
――SKE48の選抜には4thシングルから毎回入っていますがSKE48を背負っていきたいという思いはありますか?
あります。一期生として最初からSKE48にいるのに、今までメンバーに教えていかなきゃいけないことを私がちゃんと教えてあげられていたかと言ったら、あまりそうではなくて。でも言葉にしなくても何かに対する姿勢とか思いは後輩メンバーたちに絶対伝わると思っているんです。とにかく今は私の背中を見せていきたいなと思っています。私、最初のころ、トークのときにすごく遠慮しちゃってメンバーの様子を見ながら話してたんです。でも、それじゃダメだってことに気づいて、周りを考えずにしゃべるようにしたんです。結果、しゃべるとみんなに笑われるような状態になってしまったんですが……。今までは卒業したメンバーたちが、私の言葉をひろって、それを面白くしてくれていたんです。もっとトーク力をつけて、これからは自分で道を切り開くしかない! 今年はそう思っています。後輩の勢いもすごいので、その波に飲まれないように自分もしっかり前を歩いていきたいんです。
――その意味でも総選挙の結果は大事かと思いますが、今までの選抜総選挙を振り返って思い出深いことはどんなことですか?
私のなかで第2回の選抜総選挙でランク内に入れていただいたっていうのがすごく大きかったです。当時、私を応援してくださっている方だけじゃなくて、「私を支えたい」と言ってくれた方たちみんなが私のことを考えてくださったから40位までに入れたと思うんです。48グループの選抜総選挙っていろんなドラマが生まれるじゃないですか? 第1回でAKB48 の(佐藤)亜美菜さん(卒業生)が8位に入ったこともそうだと思います。その年にもっと上にいるべきだってファンの方が思って、支えたいってファンの方に思われるメンバーがいて、そういうドラマを毎年見られるのは嬉しいです。私も私の事を応援してくださっている方たち以外のファンの方に真那を応援してあげたいなって思われるようにならないとなって思いました。私、自分のファンの方が自慢なんです。握手会とかでも「どうしたら(まさなコミュニティに)入れるの」とか聞かれるんですけど、ちょっとでも私のことを思っていただければ全然入っていただきたいです! そういう遠慮はいらないです!
――今年、SKE48のファンの方は不安に思うことも多かったと思うし、1期生ということもあるので、「私についてこい」とか言ってみたらどうですか?
えー、ついてきてくれますか~? どうしたらみなさんに安心してもらえるかなぁ。でもやっぱりSKE48を応援してくださる方、ひとりひとりが笑顔になってほしいから目の前のファンの方ひとりひとりと視線を合わせていければと思います。私が別のチームの公演を観たとき、同じメンバーなのに目があったら嬉しかったんです。そういう思いを多くの方たちにしてもらえればいいな。そして、今後もSKE48を愛していただけたらと思います。
いまや数少ないSKE48のパイオニアが名古屋を背負い、結果を残せるか。選抜総選挙当日を楽しみに待ちたい。
【大矢真那】
’90年11月生まれ、愛知県出身。SKE48チームS所属。ニックネームはまさにゃ。48グループ内でKD(キッズ大好き)メンバーと知られる。かわいらしい年少メンバーをこよなく愛している
<取材・文/ヤスオ 撮影/水野嘉之>
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