「ふるさと納税」に力を入れてる自治体はどこ?
100%得するふるさと納税生活』の著者・金森重樹氏のもとには、テレビやラジオの出演が引きも切らない様子。年間200か所以上にふるさと納税をし、全国の自治体の特典に精通する金森氏はこう語る。
「年収500万のサラリーマンなら、お米10kg、豚肉2kg、地ビール12本。これがたった2000円の負担で自宅に届きます。ふるさと納税は高額納税者だけでなく、庶民の味方になる制度。それでいて地域復興にも役立つ、一石二鳥のシステムなんです」
ふるさと納税の手続きの流れを簡単に説明すると、以下の手続きとなる。
(1)ふるさと納税を実施している自治体のHPで、寄付金額と特典を確認。申し込みをする
(2)申込書に沿って、寄付金を入金。
(3)自治体から特産物と寄付証明書が贈られてくる。
(4)翌年の確定申告で寄付を申告。2000円を超える金額が税金から引かれる
2000円の負担分だけでふるさと納税を満喫するには、できる寄付金額が収入に応じて決まっているため、注意が必要だ。ざっくり、課税所得の1~2%が目安となる。
この基本さえ抑えれば、あとは特典を選びたい放題。とはいえ、ここでちょっとしたコツがある。
「例えば1万円の寄付で20kgの米を送ってくれる長野県の阿南町では、申し込みが殺到してあっという間に定員に達してしまった。ふるさと納税で魅力的な特典を出している自治体には申し込みが集中するため、もはや早い者勝ちとなっています。そこでおすすめしたいのが、自治体選び。というのも、特典に力を入れている自治体とそうでない自治体があるため、前者のHPをチェックしてこれが欲しい! と思ったらすぐに申し込みをすればいい」
では、どんな自治体が力を入れているのか。金森氏に一部を挙げてもらったのが以下だ。
●北海道 上士幌町
●茨城県 石岡市
●佐賀県 玄海町
●宮崎県 綾町
●鳥取県 米子市
先述した『100%得するふるさと納税生活』では、寄付金の上限金額の導き出し方から、おすすめ自治体、ふるさと納税の基本理念や地域復興への波及効果まで、網羅的に言及されている。
お得に地方の名産品を取り寄せながら、地域復興の一助にもなる――そんなふるさと納税に興味を持たれる向きには、ぜひとも読んでいただきたい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
増税後、庶民の家計を助ける数少ない手法として、ふるさと納税に注目が集まっている。
それもそのはず、実質負担2000円で米や肉、果物、地ビールなどの全国の特産品が取り寄せられ、翌年の税金からキャッシュバックされるおいしい仕組みだからだ。
発売後、わずか1か月で4万部のベストセラーとなった『
『100%得する[ふるさと納税]完全ガイド』 手続きがいまいちわからない初心者から、最新情報を仕入れたい中・上級者まで、すべての納税者必読の本書。 |
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