ソロアイドル吉川友「“わがままボディ”で会場の隅から隅まで満足させます!」
―[TIF2014インタビュー]―
8月2日・3日に開催される『東京アイドルフェスティバル(TIF)2014』。今年で5回目の開催となるこのイベントをもっともっと楽しむために、【週末アイドル情報】担当の筆者DDマツが出演アイドルに突撃取材。TIF2014に懸ける思いを聞いた。
第2弾となる今回突撃したアイドルは“きっか”の愛称で知られる吉川友さん。グループアイドル全盛の中、ソロアイドルとして活躍する彼女。新曲『URAHARA テンプテーション/いいじゃん』への思いや、2年ぶりとなるTIFへの意気込み、意外なアイドルとの交友関係など、様々な質問をぶつけてきました!
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――新曲聞きました! 今回は1年半振りの新曲ということですね。
吉川友(以下、吉川):1年半ぶりの新曲なんですけど、その間にベストアルバムを出したり、キマグレンさんと一緒に曲を出させて頂いていたりしたので、久しぶりな感じがしなかったんですよね。1年半も空いてたって自覚がなかったですね。
――色々と活動されているとそういう感覚になるものなんですね。では、今回の新曲を貰ったときの感想を教えて下さい。
吉川:『URAHARA テンプテーション』は、曲の始めが「コツンコツンコツン」って、ヒールの音で始まるんですけど、それがスゴいかっこ良くて! 元々後藤真希さんみたいなカッコイイ曲を歌いたいってスタッフさんにずっと言ってて、だからこの曲を聞いたときに、「あ!ついに歌わせてもらえるときが来た!」ってうれしかったですね。
――『いいじゃん』のほうはどうですか?
吉川:『いいじゃん』は、歌詞をいただいたときに、「何でこんなにきっかのこと知ってるの!?」って思うくらい、歌詞がきっかの性格そのまんまでビックリしました! なので歌詞もすんなり入ってきましたね。
――それは歌詞を書いてもらうにあたって、なにか打ち合わせをしたとかではなく、そういう歌詞が上がってきたんですか?
吉川:特に打ち合わせはしていなくて、デビュー当時からお世話になってるmichitomoさん(『いいじゃん』の作曲編曲を担当)が歌詞にも携わっていて、そこにマネージャーさんから聞いた情報とかを取り入れつつ読み取ってもらって作ってくれたんです。
――等身大の吉川友が歌詞に反映されていると。そういった歌詞だと歌に気持ちも乗せやすいですか?
吉川:そうですね、歌詞もあんまり間違えないです(笑)
――そんなに間違えるもんですか?
吉川:はい、基本間違えますね、1回は(笑)
――今回の曲で「私はここが成長した!」みたいなのってありますか?
吉川:『URAHARA テンプテーション』は22歳きっかの挑戦の曲なので、ちょっとオトナな感じで。「跪くのよ♪」とか、ちょっとSっぽい感じだったりとか、最初の歌い出しで「URAHARA テンプテーション」ってボイスパー?エスパー?でしたっけ?(笑)
――ウイスパーボイスですかね?あそこカッコイイですよね。
吉川:ウイスパー!あれとかも挑戦ですし。ラップパートも初めてですし。MVの雰囲気もいつもと違って、サーチライトの中で踊ったりとかも初めてでしたし。表情の作り方も自分なりに挑戦というか、頑張っていて。後藤真希さんのライブDVDとか見て研究しました。
――先輩から学んで出来た作品なわけですね。ラップの話題が出ましたが、ラップはやってみてどうでしたか? やっぱり初めてだと難しいですよね?
吉川:早口なんですけど、滑舌がそんなにいい方ではなくて、難しかったです。レコーディングも他の歌の部分よりちょっと苦戦しました。でも思ったよりは早く歌えるようになりましたね。
――普通に歌うのとはちょっと違いますもんね。今後もラップには挑戦していきたいですか?
吉川:チャレンジしていきたいですね、やってみたら楽しかったので。ノリノリになれる感じがして好きです。
――この2曲もうライブで披露されているとお聞きしましたが、ファンの方の反応はどうですか?
吉川:『URAHARA テンプテーション』は「後藤(真希)さんっぽいね」って言われることは多いですね、後藤さんを見て研究した曲なので、後藤さんのファンの方には「よく研究してるね!」「よく勉強してるね!」って褒めてもらえることもあります。表情なのか、歌い方なのか、その辺は自分では分からないんですけど。
――後藤さんが体に染み付くまで研究されたということですかね。では続いて、今回の2曲、「こういうときに聞いて欲しい」みたいなのってありますか?
吉川:『いいじゃん』は名刺代わりのような曲なので、「吉川友ってどんなコ?」って聞かれたときに「『いいじゃん』聞けば分かるよ!」っていう感じで、初めましての方にはぜひ『いいじゃん』から聞いていただいて、「吉川友“いいじゃん”!」って言ってもらえると嬉しいなって思います。
――『URAHARA テンプテーション』の方はどうでしょう?
吉川:うーん……都会で生きる女性をテーマにした曲なので、例えば、気になる男性と飲みに行く時とか、“勝負”のときに聞いて欲しいですね。「テンプテーション」は誘惑という意味なので、色気というか、フェロモンを出したいときに聞いてい欲しいですね(笑)
――ありがとうございます。では話題をTIFに移させていただきます。2年前に初出場されていますが、そのときの思い出はありますか?
吉川:なんか、学園祭みたいで、ファンの方がたくさんいる中にアイドルのコが普通に歩いてて、屋台でご飯食べてたり、ライブ見てたり、「こんなにアイドルっているんだ!」とも思いましたね。それぞれのアイドルに個性的なファンの方がついていて。それを見てるだけでも楽しかったですね。
――吉川友ファンの特徴とかってあったりするんですか?
吉川:一言で表すなら『紳士』ですかね。吉川友ファン同士スゴい仲いいんですよ。ファンの方同士で皆固まって行動するみたいで。黄色い『吉川』って書いたTシャツ着た軍団で居るんですよ。私のライブ終わってからファンの方が集まって打ち上げみたいなのもしてるみたいですし。
――アイドルファンの間では「推し被り敵視」なんて言葉もあるくらい、同じコのファン同士はいがみ合ったりすることもあるみたいですけど、そこはソロアイドル特有のものなんですかね。
吉川:ですかねぇ、だからこれからファンになってくださる人も、きっかファンは皆優しい方なので、すぐ打ち解けて輪に入れてくれると思います。
――吉川さんの人の良さが引き寄せたファンの方たちということなんですかね。では、今回TIFで共演するアイドルの中で仲のいいコとかいますか?
吉川:最近増えましたね。友達の友達、みたいなので知り合って仲良くなったのは、「アイドリング!!!」の菊地亜美ちゃんとか、三宅ひとみちゃんとか。……あと「小桃音まい」ちゃんとか「寺嶋由芙」ちゃんとか!
――小桃音さんと寺嶋由芙さんは同じソロアイドルでもありますね。
吉川:そうなんですよ、小桃音まいちゃんと寺嶋由芙ちゃんとよくアイドルイベントで一緒になるので、最近3人でソロアイドルのライングループを作ったんです
――ソロアイドルのグループライン!? どんなことを話すんですか?
吉川:皆で出掛けたいね、みたいな話を良くしてますね。あとはイベントでタワレコとかのレコードショップでお互いのポスター見つけたら「今日名古屋でポスター見たよ!」みたいな、写メ送りあったりとかしてますね。あと仲がいいのは、「アップアップガールズ(仮)」は知り合ってからもう6~7年ぐらいになりますし、ピンクの古川小夏、緑の森咲樹、赤の仙石みなみ、とは特に仲いいですね。「PASSPO☆」、「predia」とかも。あと「バニラビーンズ」さんとかも知ってますし
――今回のTIF2014で仲良くなりたいコはいますか?
吉川:あ!それ聞いちゃいますか~?仲良くなりたいというか、好きなコはたくさんいて。「Dancing Dolls」さんの『上海ハニー』すごい好きでよく聞いてますし、「ベイビーレイズ」ちゃんも好きです!「東京女子流」ちゃんとかも曲好きですし、基本アイドルよく聞くんですよね。共演したときにCDいただくことも多いですし。あとソロのコは声かけて仲良くなりたいですね。特に「大森靖子」ちゃんはアプガ(アップアップガールズ(仮))とも対バンやったりしてるし。ソロアイドルライングループのメンバーを増やしたいです!
――豪華なソロアイドルライングループになるといいですね。では、TIFに向けて、やってみたいこととか意気込みを教えて下さい。
吉川:前回のTIFで見たっきりになっている方には2年ぶりのきっかを見て「成長してるな!」と思ってもらえるようにしたいですね。アップアップガールズ(仮)ならぬ“吉川友(狩)”として、ハンティングの方で、皆の心を抉れるようなパフォーマンスをしたいですね。屋外でもやってみたいですね、前回は屋内だけだったので。夜の屋外とかやってみたいですね。あとビラまきとかしてみたいですね「吉川友ライブあるんで見に来て下さい!」って。待ってるだけじゃなくてそういうのもやってみたいです。前回はアプガとか「THE ポッシボー」くらいしか知り合いがいなかったので、裏の廊下とかで喋るコが全然いなくて。今回は知り合いのコもちょっとづつ増えたので、楽しい舞台裏になるかなって期待してます。
――やっぱりソロアイドルは寂しいですか?
吉川:寂しいですねぇ。でも良いところもあって、融通がきく?というか、「ご飯これ食べたい!」って言ったらワガママを聞いてもらいやすいですね(笑)大勢だとなかなか難しいじゃないですか。
――確かに大所帯のグループではそれは難しいですね。では吉川友さんの思う「ソロアイドルとして私ココは負けないぞ!」っていうところを教えて下さい。
吉川:ちっちゃくって細くってっていうアイドルのコと違って、ステージ上で遠くから見ても近くから見ても大きく見える“わがままボディ”という特権があります!(笑)会場の隅から隅まで満足させる包容力は負けないと思います!
――なるほど、存在感では負けないと。ではご自身のライブのアピールポイントを教えて下さい。
吉川:今回のTIFで勝負曲である『こんな私でよかったら』とかもやると思うんですけど、曲の良さを、キチンと皆さんに伝えて「吉川友いいな」って思っていただければと思います。そのイメージとMCとのギャップも楽しんでいただければ(笑)
――吉川友さんはMCが達者なイメージもありますから、そこも期待しています! では最後に『これからの吉川友の目標』を教えて下さい
吉川:今年はTIF2014含め色々なアイドルイベントに出演させていただいてるんですけど、アプガが通ってきた道、じゃないですけど、ロックフェスって言うんですかね?とかにも出てみたいですね。アイドルファンだけじゃなくて、アーティストさんを好きな人とかにも好きになってもらえる機会がいただければな、と思ってます。普通に見にも行ってみたいですね、ロックフェスは。
――ロックフェスで吉川友さんを見れる日を楽しみにしてます!ありがとうございました。
吉川:ありがとうございました。
【吉川友】
2007年ハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)に加入。翌年にアニメ「きらりん☆レボリューション」にて“花咲こべに”役で月島きらり役の久住小春雪野のえる役の北原沙弥香との三人で“Milky Way”として活動2010年11月ハロプロエッグの研修課程を修了。2011年5月11日に『きっかけはYOU!』でソロデビュー。6月25日には1年半ぶりとなる新曲『URAHARA テンプテーション/いいじゃん』をリリース。
<取材・文/DDマツ 撮影/西田周平>
『URAHARAテンプテーション/いいじゃん』 セクシー&キュートな魅力が爆発! |
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