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生物は恐竜絶滅時以上のスピードで「第6の絶滅期」を迎えていた

森が伐採され、棲家を失ったオランウータン

行き過ぎた開発により荒れ地になった土地を彷徨うオランウータン。本来は森の奥に棲む動物だが、開発で生活の場を失った

 6月12日、国際自然保護連合(IUCN)が滅の危機にある生物の情報を載せた「レッドリスト」の最新版を発表、ニホンウナギを絶滅危惧種に指定した。昨年はマナマコが指定されるなど、身近なところでも“絶滅”の危機は進行している。日本自然保護協会国際担当の道家哲平氏はこう語る。

「現在、年間約4万種が絶滅し、“第6の絶滅期”と言われています。恐竜絶滅時よりもはるかに速い、異常ともいえるスピードで種が絶滅しているのです。

 多くの人は“絶滅期”と言われてもその実感がないかもしれません。これまでは人間のあまりいない、自然の豊かなところで進行してきましたが、ニホンウナギ、マナマコなど、聞き慣れた生きものまでその危機は広がっています。

 われわれ人類は、豊かな生態系の恩恵を受けて生きています。空気も水も食料も、豊かな生態系があるからこそ供給されるのです。生態系のバランスが大幅に崩れれば人類にも多大な影響があり、人類滅亡につながる可能性もあるかもしれません。ここで紹介した絶滅要因だけでなく、さまざまな要因が重なって現在の“種の絶滅”が進行しています。しかしそのほとんどは人為的なもの。逆に言えば、『人類が変われば止められる』ものであるとも言えます。しかし、時間がない。早くしなければ手遅れになってしまいます。止めるなら、今しかない。

 今年10月には、韓国・平昌で生物多様性条約締約国会議(COP12)が開かれます。生物を絶滅から救い、多様性の保持を目指すための会議です。ぜひ注目していただきたいと思います」

 6/24発売の週刊SPA!「人類は[絶滅期]を迎えていた!」では、恐竜絶滅時代以上のスピードで生物が絶滅していく現在の状況を様々な角度からリポート。年間4万種ともいう生物の死。その「生物」の中に、人類が含まれる日も決して遠くない! <取材・文/週刊SPA!編集部>

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