デジタル

[ライフスタイル別]使える新決済サービスを徹底比較

 30代のスマホ普及率が68%(「大和総研」調べ)を超えるいま、続々と新しいスマホ決済アプリが登場している。スマホ決済アプリとは、氏名やクレジットカードの番号などを事前に登録しておくことで、現金やカードを一切出さずにスマホのみで店舗等での会計が可能なアプリのこと。  なかにはAppleのiOS 7から導入されたiBeaconの技術を利用して、来店回数を記録したり、クーポンを受け取れたりするユニークなアプリもある。  最初にクレジットカードの登録などのひと手間が必要なことと、まだ利用可能な場所が少ないことがネックだが、今後は導入店舗も大幅に増えていくことが予測されている。  そこで今回は、使える5つのスマホ決済アプリを紹介しよう! ◆衣・食・住に浸透しつつある決済アプリ ●ネットもリアル店舗も利用可能「GMO Pallet」 (https://www.gmo-pg.com/pallet
GMO Pallet

GMO Pallet

 飲食店やアパレルショップなどのリアル店舗での支払いが、スマホアプリ上で完結するサービス。店舗ではチェックインと、4桁の暗証番号を入力することで決済が完了する。今年4月に開始し、東京・渋谷の道玄坂エリアにある40店舗以上がすでに同サービスを導入。今夏をめどにサービス地域を広げ1年後の10000店舗を目指している。導入店舗数も多いので、渋谷近辺で働いている人には便利そう! ●QRコードを読み取るだけで注文&支払いOK「ZNAP(ズナップ)」 (http://consumer.znap.com/ja_JP/
ZNAP

ZNAP

 スマートフォンでQRコードを読み取るだけで、メニュー選択から注文、支払いまでできるモバイル決済サービス。「GLASS DANCE QR BAR 六本木」といった飲食店のほか、ネット店舗でもワンクリック決済が可能。ZNAP導入済みの店舗ではポイントサービスやクーポン、特別優待サービスなども受けられる。ネット、リアル店舗と両方で決済アプリを使ってみたい人にオススメ。 ●スマホでハイヤーが呼べる「Uber(ウーバー)」 (https://www.uber.com/cities/tokyo
Uber

Uber

 今いる場所にハイヤーを呼ぶことができるサービス。アメリカ生まれだが、今年から日本でも東京都内でサービス開始となった。走行距離と時間に応じた金額が課金される形で、スタートは100円から。その後は毎分65円および1kmごとに300円が課金されていく(利用料金は最低800円~)。タクシーより料金は割高だが、目的地に着いてからもたもたと小銭を出して……なんていう必要もナシ。勝負をかけたデートのときなどに利用すると女性の反応もいいかも!? ●ネットで“お取り置き”しておいて、リアルでチェック&購入できる「tab」(タブ)の「ちょこっと予約」 (http://corp.tab.do/
tab

tab

「行ってみたい場所」や自分の「お気に入りの場所」を登録できる街スクラップサービス「tab」に、今年3月から導入された新機能「ちょこっと予約」。気になる商品を「お取り置き」でき、好きなときに来店して、スマホだけで商品を購入することができる。渋谷PARCOの「ミツカルストア」など、渋谷エリアの13店舗で利用が可能で、今後エリアは順次拡大予定。飲食やショッピングなど幅広く興味のある人に。 ●コミュニケーションを楽しむなら「KAOTAS(カオタス)」 (http://www.kaotas.com/web/ “顔パス”をヒントに生まれた決済サービス。KAOTAS利用者が入店すると店舗側のタブレットには「本人の顔写真(事前に登録したもの)」「過去の来店回数」「系列店への来店回数」「当日勤務のスタッフが接客した回数」などが表示されるため、いち早く“顔パスの常連客”のような関係になれるのだとか。アカウント登録時に入力した生年月日をもとに「誕生月サービス」を受けられる仕組みもアリ。  現在の利用可能店舗はM’s Kitchenが運営する「デリリウムカフェ トーキョー」「ベル・オーブ 六本木」「リトルデリリウム」の3つの飲食店(利用可能な時間帯は17~23時)。現在、KAOTAS利用者にはベルギービールなどのドリンク一杯無料サービスも開催している。
KAOTAS

左から、M’s Kitchen代表・菅原亮平氏、KAOTASプロジェクトマネージャー・金川暢宏氏、インターメディアプランニング企画グループ・殿岡良美氏。「新しいサービスで面白そうだから使いに来たという新規のお客さんも増えています。来店履歴が表示されるので、『六本木のお店にも行かれたんですね』というように、会話のきっかけになりやすいんです」(菅原氏)

 いずれもまだ新しいスマホ決済サービス。KAOTASプロジェクト・マネージャーの金川暢宏氏は、「リアルのコミュニケーションをより楽しくすることも大きな目的。今後は、飲食サービスのほか、アパレルや美容、フェスなどのイベント、チケットや社員証など業態・業種の拡大し、KAOTASの可能性を広げていきたいと思います」(金川氏)  財布もカードも持ち歩かなくてOKの新感覚アプリ。自分に合ったサービスを一度利用してみては?  なお、「デリリウムカフェトーキョー」(http://www.deliriumcafe.jp/)は、7月29日(火)~8月3日(日)の6日間、池袋西口公園で開催される「ブリュセレンシス ビアフェスティバル」(http://www.deliriumcafe.jp/bruxellensis)に参加。会場では、希少価値の高いベルギービール100種以上を提供する。 (※KAOTASのサービスは8月18日付で終了しました) <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/我妻慶一(本誌)>
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート