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大森靖子、観客とのキスも「歌詞の一部みたいなもの」

大森靖子

大森靖子

 これまで芸能事務所に所属せず活動していた女性シンガーソングライター、大森靖子が9月18日に発売されるシングル「きゅるきゅる」(エンベックス)でついにメジャーデビューを果たす。昨年はレーベル無所属ながらソロライブで渋谷クラブクアトロを満員にして伝説となった彼女。ライブでの過激パフォーマンスも注目を集めているが、今年は「夏の魔物」というフェスでファンとディープキスをしたり、MC中に「私の旦那とヤッたアイドルがいる」と発言したことが大きな話題となった。だが、本人からすれば、「あれは衝撃でもなんでもない」という。

「あれは、いつもの私を知ってる人が見れば衝撃でもなんでもなくて、歌詞の一部みたいなもんです。ライブの感想はライブに来た人にしか言うべきじゃないっていう当たり前のことが、今おかしくなってるんですよ。だったら『キス』とか『炊飯器』とか、ネットで拡散されるためのわかりやすい言葉をこっちから与えてやろうと思ったんです」

 『炊飯器』というのは、フジロックで炊飯器から炊きたてのご飯を観客に配るパフォーマンスをしたことを指している。こういったサービス精神が旺盛なうえにかなり狙った自己プロデュースをしているのが印象的だ。

「音楽のクオリティでは誰もやってないものを作ってる自信があるから、そこに気付いてもらうためにやってるというか。誰でもできるようなつまらない音楽やってるくせに、歌もキャラクターも会社に作ってもらって、人集めて……っていう人、いっぱいいるじゃないですか」

 かなり辛口な彼女だが、それは自分のオリジナリティに自信がないと口にできないことでもある。

「『音楽を捨てよ、そして音楽へ』という曲に『音楽は魔法ではない』という歌詞があるんですけど、本当は私がいちばん“音楽は魔法だ”って思ってるわけですよ。でも、いい音も探さずに、工夫のないコードでギターをジャーンとか鳴らしてる奴ほど、簡単に“音楽は魔法だ”とか言っちゃう。そこに気づいてほしいぞって気持ちもあって」

 女子として生きる痛みや切なさといったリアルな感情を情感たっぷりに歌い上げる実力は多くの人々が支持するところ。さらなる大舞台へと羽ばたく大森靖子の今後に期待だ。

※9/2発売の週刊SPA!のインタビューコーナー「エッジな人々」には大森靖子が登場! 「面白い悪口を言ってくるヤツがいなくなったんで、もう勝ったなって」と語る、彼女独特の世界をぜひ堪能していただきたい。

本紙構成/福田フクスケ 撮影/スギゾー 再構成/SPA!編集部

週刊SPA!9/9号(9/2発売)

表紙の人/小島瑠璃子

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きゅるきゅる

女性シンガー・ソングライター大森靖子が、自身の誕生日にリリースするメジャー・デビュー・シングル




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