「コンデジはミラーレス一眼に劣るでしょ」に反論
自称コンデジを愛用するガジェット通が、魅力を徹底解説。スマホで満足する人や、ミラーレス一眼より劣ると思っている人に、カメラ歴40年を誇るライターのゴン川野氏とデジモノ雑誌やWebで記事を執筆する岡安学氏が物申す。
◆「ミラーレス一眼に劣るでしょ!」に反論!
⇒本体とレンズが一体型だから実現した究極のモデルが存在
ミラーレス一眼や一眼レフは、コンデジよりも大きなセンサーを搭載している。そのため、本体のサイズが大きくなり、価格も高いため当然コンデジよりもきれいな写真を撮影できる。しかし、コンデジのなかには、ミラーレス一眼や一眼レフと同等のセンサーを搭載した、ハイエンドなモデルも存在する。その最たる例が、フルサイズセンサー(36mm×24mm)を搭載した、ソニーのRX1R。
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=711785
「サイズは大きいですが(苦笑)、背景のボケや解像度の高さ、高感度のノイズの少なさでは、一般用一眼レフを超える性能を誇ります。レンズとセンサーの位置が、全数検査で微調整されているのもポイントでしょう」(ゴン川野氏)
というのも、レンズを交換できるミラーレス一眼や一眼レフは、ミクロン単位でレンズとセンサーの位置にズレが生じる可能性がある。だが、RX1Rはそのズレを一台一台調整しているため、ミラーレス一眼や一眼レフよりもきれいな写真が撮れるのだ。
「RX1Rは、文句ナシの性能を持っていますが、そのぶんかなり高価(実勢価格は約20万円)です。ハイエンドなモデルにも多彩な機種があるので、どんな被写体をメインに撮影するのか、よく考えて選んでください」(岡安学氏)
なお、「デジカメ業界は価格が下がりやすいので、購入するなら新製品ではなく、半年から1年くらい前の商品が狙い目」とも。
「新製品を購入するよりも、性能が高い製品を安く購入できることもありますよ(笑)」(同)
岡安氏オススメのFUJIFILM X100Sは、価格.comの調べで約1万8000円も安くなっていた。チェックしながら賢くゲットしてほしい。
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=711784
●RX1R/ソニー(川野氏オススメ)
有効画素約2430万画素、36mmフルサイズセンサーを搭載したハイエンドモデル。実勢価格は20万円と高いが金額に見合った逸品
●FUJIFILM X100S/富士フイルム(岡安氏オススメ)
光学ファインダーと、電子ビューファインダーの2つを自在に切り替えることができるハイエンドモデル。実勢価格は10万円
【ゴン川野氏】
カメラ歴40年を誇るライター。All Aboutのデジタルカメラガイドを務める。詳細は、http://allabout.co.jp/gm/gp/1474/
【岡安学氏】
デジモノ雑誌やWebで、家電やゲーム、アニメなどの記事を中心に執筆。デジカメにも明るい。詳細は、http://blog.digiyas.com/
― コンデジ「3つの誤解」に反論する!【2】 ―
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