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スマホやミラーレス一眼にはない「コンデジの魅力」

自称コンデジを愛用するガジェット通が、魅力を徹底解説。スマホで満足する人や、ミラーレス一眼より劣ると思っている人に物申す。

◆スマホやミラーレス一眼にはないコンデジの魅力

岡安学氏

岡安学氏

 カメラ機能が向上したスマホの台頭により、年々出荷台数が減少しているコンパクトデジタルカメラ、通称コンデジ。CIPA(一般社団法人カメラ映像機器工業会)によると、コンデジの国内出荷台数は、’07年の約992万台がピーク。’13年度の出荷は、約559万台と半分近くに減っている。

 近年は、高性能なミラーレス一眼や一眼レフが安く購入できることもあり、初心者がそれらのカメラを最初に購入するケースも。コンデジを取り巻く環境は厳しいが、その魅力は持ち運びやすさだけではない。コンパクトなボディながら、きれいな写真が撮影できるうえ、ズーム機能も高性能。手ブレなどにも強く、機種によってはスマホが苦手な暗い場所でもフラッシュを使わずに撮影できるのだ。

 そのため、一眼レフやミラーレス一眼の愛用者が、持ち運びを重視した2台目のカメラとして、購入するケースも多いそうだ。

「特に2、3万円台の商品を買われる方が多いですね」とは、都内の大手家電量販店に勤める販売員のFさん。2、3万円台の機種はズームに強いものが多く、汎用性に優れているので、高性能な機種よりも逆に使いやすいという。

 ほかにも、コンデジからスマホのカメラに乗り換えた人が、コンデジのよさを再発見するケースも。

「旅行先でもスマホのカメラを使っていましたが、キレイな風景を撮影するときに限界を感じて、再びコンデジを購入しました。コンデジならきれいに撮影できますし、データの転送が楽に行えるのがいいですね」(30歳・女性)

 こうした証言があってもなお、「スマホで十分」と考えているどころか、「コンデジはミラーレス一眼に劣る」と誤解している人や「スマホのようにおもしろい写真を撮れない」と思っている人が少なからず存在する。SPA!はこれらの誤解に徹底反論。コンデジに詳しい識者オススメのモデルと併せて解説する。

【岡安学氏】
デジモノ雑誌やWebで、家電やゲーム、アニメなどの記事を中心に執筆。デジカメにも明るい。詳細は、http://blog.digiyas.com/

【ゴン川野氏】
カメラ歴40年を誇るライター。All Aboutのデジタルカメラガイドを務める。詳細は、http://allabout.co.jp/gm/gp/1474/

◆「スマホで十分でしょ!」に反論!
⇒センサーサイズとズーム機能の差で写真のクオリティに雲泥の差が!


ソニー

DSC-WX350/ソニー

 そもそもカメラの画質は、カメラのレンズとセンサー、画像処理エンジンによって決まる。それらのなかでも特にセンサーのサイズが重要で、基本的にセンサーが大きければ大きいほど、撮影したときの画質がよくなる仕組みだ。

「コンデジのセンサーは2.3分の1型(7.2mm×5.3mm)が現在の主流ですが、iPhone5sだと3分の1型(4.8mm×3.6mm)になります。単純にセンサーのサイズだけ見ても、スマホよりコンデジのほうがきれいな写真を撮りやすい」(ゴン川野氏)

 また、コンデジとスマホのレンズの違いによるズーム機能も、画質に決定的な差を生み出している。

エルモ

QBiC MS-1/エルモ

「焦点距離を変化させて被写体を拡大するコンデジの光学ズームは、画質を劣化させません。しかし、スマホのデジタルズームは、画像の一部を拡大処理して表示するため、画素数が減って画質が劣化してしまうんです」(岡安学氏)

 性能的にはDSC-WX350のように、2万円台のコンデジでも十分。これらのほかに、広く撮影できる超広角レンズがないのもスマホの欠点。広いダイナミックな風景写真などを撮りたい人は、スマホを185度の超広角レンズのコンデジに変えられる、QBiC MS-1もチェック。

DSC-WX350/ソニー(岡安氏オススメ)
コンパクトボディに光学20倍のズームレンズを搭載。スマホに写真や動画を簡単に転送できる機能も魅力。実勢価格は2万5000円

QBiC MS-1/エルモ(川野氏オススメ)
付属のスマートクリップでスマホに固定し、Wi-Fiで接続するとスマホが超広角デジカメに早変わりする。実勢価格は2万5000円

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=711781

― コンデジ「3つの誤解」に反論する!【1】 ―

DSC-WX350/ソニー

光学20倍のズームレンズを搭載

QBiC MS-1/エルモ

スマホが超広角デジカメに早変わり!

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