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くも膜下出血からの復帰…神足裕司が見た「国際福祉機器展」

国際福祉機器店 毎年秋に、東京ビッグサイトで開催されている国際福祉機器展をご存じだろうか。今年は10月1日(水)~3日(金)の日程で、世界15か国・1地域の585社が出展。介護ロボットや福祉車両からおむつや衣類・食品といった日用品まで約2万点の最新の福祉機器が展示されている。

 この国際福祉機器展に、くも膜下出血から復帰し、自宅で療養をしながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司氏が訪れた。

 神足氏の本日のテーマは「外出」。リハビリ病院を退院し、自宅へ戻って丸2年。リハビリ、打ち合わせ、取材と外出の機会が増え、「もっと、外へ」との思いからだ。

 入場して真っ先に神足氏が目を留めたのは、ナブテスコの「階段移動用リフト J-MAX」だ。車椅子での階段の昇降は介助者の負担が大きく、危険が伴う。それを電気モーターの力で楽々、行えるというもの。メーカーによると、「安全ブレーキのほか、前方への転落を防ぐ『セーフティアーム』も装備されている」とのこと。

 その乗り心地を確かめ、続いて、766というメーカーのスタイリッシュな車椅子を試し、ブース奥へ進んで、マツダの『ビアンテセカンドリフトアップシート車』の具合を試すとまあ、積極的に取材を重ねていく。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=724907

 神足氏は息子・祐太郎氏との共著『父と息子の大闘病日記』でこう記している。

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ボクの家でもいろいろな介護ロボットのようなものを使用している。

風呂の湯船につかるための機械

トイレで立ち上がるのを手伝ってくれる機械

寝返りができないボクの代わりに体を動かしてくれるベッド

階段を下ろしてくれるリフト


寝たきりのときは、尿を吸い取ってくれる機械も使っていた

世の中は、いつの間にかアトムの世界のようになっていたのだ

普通に生活しているよりも、それがわかる場所にボクはいる

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小ぶりの車椅子をチェック

現在使っている車椅子は少々、大きく、自宅内でのちょっとした移動にも少々不便なため、小ぶりの車椅子をチェック

 20代はもちろん40代ですら、福祉機器など自分には無関係!と思う人も少なくないだろう。しかし、そんな思いを抱いていていたとしても、ここを訪れると、「こんな製品があるのか!?」と素朴に驚くに違いない。それは同時に、「こんな困ってる」ことがあるんだ!?という驚きでもある。

 人の切なるニーズによって、技術が開発されプロダクトが生み出される。神足氏が指摘するように、「ものづくり」の最先端が実感できる場が国際福祉機器展なのだ。残念ながら2014年の会期は本日3日(金)17時までだが、お時間のある人は是非。

【神足裕司氏サイン会】
日にち:平成26年10月4日(土)
時間:15時~
場所:三省堂書店 神保町本店1階特設会場
ご予約・お問い合わせ
神保町本店 03(3233)3312 10:00-20:00
フェイスブック「自遊時空間 by三省堂書店」

神足裕司●こうたりゆうじ
1957年、広島県生まれ。コラムニスト。慶應義塾大学在学中からライター活動をはじめ、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻』がベストセラーとなる。以降、雑誌・テレビ・ラジオで活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れるも、2回のリハビリ病院を経て2012年に退院。2013年12月に『一度、死んでみましたが』(集英社)を刊行し、“ものかき”として復活。今年9月には、息子・祐太郎氏との共著『父と息子の大闘病日記』(扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(主婦の友社)をほぼ同時に刊行

<取材・文/鈴木靖子>

父と息子の大闘病日記

新しい日常を築いていく過程を父と息子がそれぞれの立場からつづる

生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた

夫婦初共著“介護と食を巡るコラム”




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