忙しい人にオススメ、年賀状の“代筆サービス”
早いもので2014年も間もなく終わり。この時期になると、仕事納めや身の回りの整理など、慌ただしい思いをしている人も多いだろう。とりわけ毎年、世のビジネスマンの悩みのタネとなっているのが年賀状だ。
少ない人でも十数枚、多い人では100枚以上の年賀状を、忙しい合間を縫って書き上げなければならず、しかも上司や取引先などに送らないわけにもいかない年賀状。10~60代の男女1200名を対象にした「2015年の年賀状を出す予定があるか?」という調査によれば、全体の半数以上の56%が「(年賀状を)出す予定」と回答。しかも年齢が高くなるにつれて、出す傾向が強まったという。
デザインについては、「PCでオリジナルデザインを作成」「PCでデザインキットなどで作成」と、PCを活用している人が7割弱(66%)だった。一方、それだけでは味気ないと感じる人も多く、全員または一部の人には「個々の手書きメッセージを入れている」と答えていた人が、男女ともに90%近くを占めた。単に出すだけではなく、手書きで一筆を添えるのが大人のマナーのようだ。
しかし、なかには「一筆添える手間すら惜しい!」という超多忙なビジネスマンも存在するはず。そんな人にオススメなのが「年賀状の手書き代筆サービス」。これは年賀状を送りつけるだけで、宛名書きから一言メッセージの代筆、さらには投函までの一連の作業を代行してもらえるというサービスで、業者によってはペン字だけでなく毛筆を使った代筆もお願いでき、なんともありがたい。宛名書きは1枚につき100~200円で、一言メッセージは内容次第だが、短文であれば100円から注文することも可能。
今の時期は忙しいサラリーマンからの注文が殺到していて、実際に記者が問い合わせてみたところ、すでに元旦まで注文が一杯というところが多数。というのも、「書道教室の空いた時間を使って代筆しているので、抱えられる人数は4,5人が限界」(代筆業者)といったように、個人事業主や書道教室の副業というケースがほとんどなのだ。
「やはり、プリントしただけの年賀状では格好がつかないと感じる人が多く、『いつもお世話になっております』『来年も素敵な年になりますように』といった簡単な一言を、みなさん添えられていますね。今年は元旦に間に合わせるには、25日までに投函しなければならないので、今の時期は特に忙しいです。注文される場合はお早めにお願いします!」(別の代筆業者)
そこまで代行させたら、挨拶の意味ないのでは……と考える人もいるかもしれない。しかし、自分の字が汚くて悩んでいる、枚数が多すぎて困っているならば、利用する価値はある。多くの業者がホームページを設けているので、まずは一度チェックしてみることを勧める。
<取材・文/日刊SPA!取材班 調査協力/ライフメディア リサーチバンク>
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