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Berryz工房・須藤茉麻がラストコンサートで暴露「実はアイドルに興味がなかった…」【フォトレポート】

 デビューから11年、無期限の活動停止に入ったアイドルグループ「Berryz工房」。去る3月3日、デビュー日となるこの日、東京・日本武道館にて「Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~」を行った。
Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱

涙なしでは語れないほど美しき最後のステージであった

 活動停止の発表は昨年8月のコンサートでされた。突然の報告に芸能界のファンもショックのコメントを多数残したほどだ。彼女たちは、2003年の「ハロー!プロジェクト・キッズオーディション」に受かったメンバーから選出され、2004年にグループデビューした。メンバー全員が小学生。最年少の菅谷梨沙子にいたっては9歳。当時のアイドル界では、その存在に衝撃が走った。アイドルヲタたちから、“神”とまで崇められたほど。  そんな“幼きアイドルグループ”が時を経て、今やハロー!プロジェクトを引っ張る存在にまで成長した。11年間、メンバーの入れ替えもなく(※一人卒業)、全員が同じ方向に突っ走ってきた。今回の活動停止もメンバー全員で話し合って決めたことだという。ラストコンサートは、長きファンも、スタッフも、そしてハロー!プロジェクトのメンバーやOGが見守る中行われた。  Berryz工房のメンバーが登場するやいなや、彼女たちの緊張がビシビシと伝わってきた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=811170
Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱

シンデレラ城のセットやセットリスト、衣装など彼女たちの意見が採用されている

 キャプテンの清水佐紀は、「11年間の思いを乗せてパフォーマンスしたい!」と宣言するだけあり、メンバーは思い思いに歌って踊った。
Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱

08年発表の「行け 行け モンキーダンス」。こういったコミカルな衣装もBerryz工房が先駆者だったという

 MCでは、猿の衣装を着ながら、「今回のポイントはシンデレラ(「21時までのシンデレラ」という曲)。すごい練習したし、成功してよかったー」(夏焼雅)。「猿の衣装を着られるのも、Berryzだからだね。これ、絶対℃-ute(キッズ時代の同期)はやんないもん!」(清水)という発言で場内爆笑、寡黙キャラの菅谷が猿の物まねをしてさらにファンを沸かせた。  また途中、彼女たちのデビュー当時のダイジェスト動画も流され、あまりの幼さに口元が緩んでしまうほど(ちょっと親の気持ちに近い)。
Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱

メンバーそれぞれにはイメージカラーもあるのだ

 一曲一曲をかみ締めながら歌い踊り、いよいよライブは終盤に近づく。これまでは楽しくやってきたメンバーもいよいよ実感してきたようで、徐々に涙ぐむシーンも増えてくる。
Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱

ファンも全力!

 アンコールでのMCでは、メンバー一人ひとりから11年間の感謝の気持ちをファンに伝えた。  菅谷は、涙ながらに「今日でキッズ時代から入れて12年半やってきて、そのものが今日で終止符を打つのが考えられなくて、今日はなんて言葉にしていいのかわからないほど楽しかった。正直辛かったこといっぱいあったし、投げ出したいことはいっぱいあった。まわりのみんながいたからここまでやってこれた。だから後悔はありません」と正直な思いを語った。  また、衝撃的だったのは、須藤茉麻は「オーディションを受けた理由をモーニング娘。が好きだってインタビューで言ってきましたが、実は嘘。実は妹のついでで受けたんです。本当は、辻さんと加護さんの区別もつかないくらいアイドルに興味がなかった。でも、こんなに楽しい空間を作ってくれたのはファンでした。もし、あの日に戻るとしても同じ道を選ぶと思います。後悔していません」と暴露。いずれにしても「後悔がない」というのが、彼女たちの共通点だった。  清水は、「ファンのみなさん、私たち、こんなに大きくなりました」との一言を添えた。その言葉に彼女たちはもう立派な大人であることを改めて気付かされる瞬間だった。 「小学生でデビューして夢だった武道館に立つことができたのはみんなのおかげ。キャプテンとして何もでてきていないと思うんですが、11年頑張ってきて本当によかった。私はみんなのキャプテンだと思う。Berryz工房は永久に不滅です。絶対忘れないでください。一生の宝物になりました」と、キャプテンらしく締めくくった。  アンコール後の本当のラストになったのは、ピアノ一台でバラード調になった「Love together」。センターポジションの菅谷が涙で歌えなくなると、ファンやメンバーがフォローを入れる暖かい場面も。本当に胸を打たれる一曲だった。「これで終わり」という思いに、ファンもメンバーも一体になった時間だった。 Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱 メンバーの進路は、続々と発表されている。幼き頃からアイドルだった彼女たちは、今度どのように活躍していくのか、今後も知れる範囲で見守っていきたい。 【セットリスト】 スッペシャル ジェネレ~ション ROCKエロティック 愛のスキスキ指数 上昇中 付き合ってるのに片思い 勇気をください! 21時までのシンデレラ ロマンスを語って ヒミツのウ・タ・ヒ・メ まっすぐな私 あなたなしでは生きてゆけない 普通、アイドル10年やってらんないでしょ!? 行け 行け モンキーダンス It’s so cool! cha cha SING ジリリ キテル なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW? 本気ボンバー!! 世の中薔薇色 ライバル すっちゃかめっちゃか~ 一丁目ロック! Bye Bye またね 永久の歌 Love together(ピアノ弾き語り) Berryz工房ラストコンサート。11年間の思いに号泣熱唱取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/西田周平
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