職場で嫌われる20代の特徴
本屋のビジネス書コーナーに行くと必ず目に留まる「20代ですべきこと」シリーズ。あまりにも類書が多いので「今の20代はやることが多くて大変だな」と思う一方、これらの本を「早く読め!」と言いたくなるような「イライラする20代」が多いのも事実だ。そこで30代を対象に「職場やアフター5でイラつく20代の言動」について調べてみた。
◆職場
「オフタイムとはいえ、先輩としゃべっているときに『めっちゃ』『キッツー』『スゲー』などを使う」(35歳・女性)。
「24歳の男性営業社員に顧客の意向を聞くと『わかりません』とすぐに言う」(36歳・女性)
「残業必至の仕事に『これ、全部やるんですか?』と言った」(30歳・男性)
「ちょっと手伝いを頼むと、『え~』って言う」(39歳・女性)
「今年入社した23歳の女性社員に下っ端がやるべき仕事を手伝ってもらおうと声をかけたら『今はムリです。仕事してるんで』と断られた」(30歳・女性)
「会議で臆面もなくあくびをする22歳の男性社員がいる」(31歳・男性)
まずやり玉に挙がったのは「会社員というポジション」をわきまえていない態度だ。「サラリーマン金太郎」的な「飼いならされてたまるか!」というメンタリティではなく、あくまで「礼儀やマナーが身についていない」という初歩的なものが多かった。
◆アフター5
「『てゆーか』って言うな!」(35歳・女性)
「『逆に~』って逆じゃねーよ!」(39歳・女性)
「『飲まなくても酔えるんで!』。飲まなくてもいいから、一応注いでもらえ」(35歳・男性)
「『この唐揚げ、超うまくない~? 超うける~』。どうでもいいことで大爆笑する」(32歳。男性)
社内よりさらに身軽になるのか、仲間ノリが先輩や上司にも炸裂する。これらがイラつくのは、当人たちがいたって無邪気な点だろう。人と人との距離に敏感な世代かと思いきや、それが発揮されるのは仲間うちだけ。縦の社会にはまったくアンテナが働かないらしい。
『結果を出す人の「20代」のすごし方』などの著書がある、伝説の人事部長こと小宮謙一氏は、イライラしている30代に対してこう諭す。「嫌いな20代がいるなら、なぜ叱らないのか? というのも、例えば取引先に対して挨拶がちゃんとできなければ仕事に支障を来すことになるのだから、普段から挨拶できない人間は叱らないとダメなんです」
うう、おっしゃるとおり。20代をケズるつもりが、鏡を見るかの如く反射してくるとは……。いやいやオレにも言わせろという30代、嫌われたくない20代の方は週刊SPA!11月15日発売号の「[嫌われる20代]の特徴」をぜひ。
文/犬飼孝司(本誌) 撮影/山田耕司(本誌)
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