暑さで知られる群馬県の“避暑地”土合駅はどれくらい涼しいのか? 検証してみた
連日の猛暑で例年以上に暑いと言われている今年の夏。涼もうにしても、休日の海やプールなどはどこもカップルや家族連れで混雑しており、“アクティブ派”の独り身にとっては辛いところなのではないだろうか。
そこで今回オススメしたいのが、群馬県はみなかみ町にあるJR上越線・土合駅である。近くにある谷川岳の登山客が主に利用するこの駅は、地上の駅舎から10分ほど階段を降りないと下りホームに到着しないことから「日本一のモグラ駅」と称されている一部鉄道マニアの間ではあまりにも有名なスポットだ。
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さらには、平日・休日ともに一日5~6本ほどしか電車がやって来ないというまさに関東屈指の“秘境駅”。その土合駅の様子をレポートしよう。
◆外との気温の差は約15℃
まず上りホームから降りると、厳しい暑さで知られる群馬県らしく、気温32℃とうだるような暑さ。風も無かったため、少し歩くだけで汗が噴き出してくる。
そして、谷川岳に登る人達を横目に目的の下りホームへ。ここから合計462段の階段を約10分降りるわけだが、上から見下ろすと出口が見えないほどの深さだ。
一段一段と降りて行く。疲れた利用客のために途中にベンチがいくつかあるのもこの駅ならではの特徴だろう。そして、地下に近づけば近づくほど涼しさを感じ、下りホーム到着後は、その風の冷たさですでに汗が引いていた(むしろ寒い)。気温を測ってみるとなんと18℃を示しており、地上と約15℃も違うことがわかった。
ちなみに、訪れたこの日は登山者以外の利用客が多く、話を聞いてみるとほとんどが観光の目的で初めて訪れた人ばかりだった。
「以前から気になっていた所で、今日は夏休みを利用して来ました。外との気温の違いにびっくりです」(隣町から来た中学生の女子2人組)
「今日はじめて来ました。洞窟内は涼しいを通り越して寒いですね」(太田市から来た親子)
夏の避暑地代わりになることはもちろんのこと、“秘境駅”“洞窟”など、好奇心を掻き立てるフレーズが並ぶこの駅を休日訪れてみるのも悪くない。ただ、この温度差に風邪などひいて仕事を休むことだけはないよう注意してほしいところだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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