ハーフ&外国人に聞いた「見た目で得してる?損してる?」
外国人旅行者が激増している日本。国際結婚の数も増加し、グローバル化が進んでいるが、“外国人風”の見た目で損得は発生するのだろうか? 真偽を確かめるべく調査した。
「お店に入ると、みんな英語で話し掛けてくれたり、すごく温かい。僕の国じゃもっと無愛想だよ」と話すのは、メキシコ人の旅行者。西洋人、アジア人を問わず旅行者からは概ね好評だ。
しかし、日本在住者だと、また変わってくる。
「『顔が小さい』とか『お人形さんみたい』って言われるけど、中身がないと言われているみたいで、褒められている気がしない」(女性・フランス人)
そして、圧倒的に「損している」との声が聞かれたのが、いわゆる“ハーフ”の人たちだ。「同僚とか取引先の人にすぐ覚えてもらえる」(アメリカ人とのハーフ)と得しているアピールもあったが、大半は否定的なもの……。
「そば屋で食事してたら、近くのテーブルから『あの外国人、箸の使い方めっちゃうまいな』と聞こえてきて、居心地が悪かった」(ポーランド人とのハーフ)
損どころか、完全に差別を受けているケースまである始末だ。
「バイトの面接に行ったら、『ウチはガイジン採らないんだよね』と面接さえ受けられなかった」(アフリカ系ハーフ)
“外国人風”で得をしているのは、ほんの一部! 悩んでいる人が大半な以上、見た目には触れないのがベストだろう。
取材・文・撮影/加藤カジカ 鼠入昌史(オフィス・チタン) 林泰人(本誌) 取材・文/野中ツトム(清談社)
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