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中年おっさんこそ始めたい「男の着物入門」

 日本では着物を着る機会は少ない。ましてや男性ならなおさらだろう。しかし、着物を着ていることで思わぬ効用を得られることもある。 メタボ隠しにも有効!中年おっさんこそ始めたい男の着物入門 そもそも着物はどうやって手に入れればいいのだろうか? まずは賢い着物の手に入れ方を紹介しよう。 ●着物は古着で安く手に入れよう  着物は値段が高いと思われがちだが、古着店やイベントで買えばかなり安く購入できる。その際は、以下の点に注意すべし。 ●実店舗で自分のサイズ感を知る  着物のサイズはS/M/Lという分類ではなく、着丈や身幅で決まる。まずは店舗を構えているリサイクル着物店に行き、自分のサイズ感を知るところから始めよう。 「たんす屋」は全国に広く店舗を構える、大手リサイクル着物ショップ。デパート内の店舗は入りやすい雰囲気。定期的にセールも開催しているので、運がよければ3000円程度で男物を手に入れられるだろう。  店舗数は少ないものの「リサイクル着物福服」もおすすめだ。東京・赤坂には男着物専門の店も構えている。 ◆リサイクル着物市はとにかく安い 「着物 市」「フリマ 着物」「骨董市 着物」で検索すると、リサイクル着物の販売イベントが多数ヒットする。着物の品質や状態は玉石混淆だが、安いものでは1000円程度から販売されており、試しに購入するにはちょうど良い品揃えだ。特に屋外で行われるイベントは価格が低めにおさえられている。  ネット上で着物を安く買える情報を手に入れたいるなら、Facebookの着物コミュニティが便利。呉服屋や着物市の情報が頻繁に更新されている。 ◆着付け方はネット動画が便利  女性モノは帯の結び方が複雑なだけでなく、用意する小物も多岐に渡るため、自分ひとりで一式揃えて着付けるのはかなり手間がかかる。一方、男性は着物と帯・腰紐だけの準備で、簡単に着付けが終わる。  Youtubeに落ちている着付けの解説動画を見るだけでも十分だが、本格的に習いたい人は男性向けの着付け教室に通うのもアリ。一回5000円以下で教えてもらえる。 ◆着物イベントに参加して輪を広げる  着付けを覚えて外出しようにも、ひとりで出掛けるのはハードルが高いという人は、着物関係のイベントに参加するのがよいだろう。 「日本橋きもの倶楽部」は月に1度、着付けのデモンストレーションやお茶会など、和に関するブースを用意して着物ファンが集うイベントだ。小規模ながら、定期開催なのがありがたい。「東京キモノジャック」は不定期開催だが、「ただ着物を着て集まるだけ」というシンプルなコンセプトのため参加しやすい。 ◆まずはレンタル着物で外出から始める  着物を買う勇気が出なければ、まずは着物レンタルからはじめてみてはいかがだろうか。浅草では、観光客向けに着付けつきの着物レンタルサービスがある。「浅草愛和服」「レンタル着物 小袖」では一日着物体験が4000円から楽しめ、初心者にはピッタリだ。  前述したとおり、男性の着付けは女性に比べてとても簡単。うまく着こなせば中年オヤジ特有のメタボ腹も隠すことができる。そもそも、恰幅が良く足が短いほうが着物は似合うと言われており、日本人の中年男性にピッタリの衣装なのだ。体型改善が難しければ着物が似合う中年を目指すというのはどうだろうか? <文/日刊SPA!取材班>
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